なぜ今? センバツ後に勇退の報徳学園・永田監督に聞いた

公開日: 更新日:

 高校野球の有名監督が舞台を去る。今年1月、今大会を最後に勇退することを発表したのが、20日に登場する報徳学園(兵庫)の永田裕治監督(53)だ。23年間の監督生活で甲子園には春10回、夏7回出場し、通算20勝16敗。02年春は現ロッテの大谷を擁して全国制覇した。定年にはまだ間がある永田監督に退任の理由や心境を聞いた。

――なぜ、勇退するのですか?

「後継者の大角健二部長(36)が育ってきたからです。彼は13年間も、僕を支えてくれましたからね。もともと、50歳から55歳くらいの間までには身を引くつもりだったんです。なぜこのタイミングかといえば今、1年にかなり有望な子がいるからです。来年の報徳は間違いなく強い。だからこそ、奇麗な形で交代したかった」

――それだけ強いチームとなると、来年もやりたかったのでは?

「そりゃ、やりたかったですよ。しかも、来年の夏は記念すべき100回大会ですからね。でも、僕が身を引くには今が一番いいタイミングだった。僕が報徳学園の監督になった時はコーチすらおらず、すべて僕ひとりでやっていた。それが今では教え子が部長になり、コーチも2人いる。バトンを渡すなら今しかなかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇