“特別練習”でビーチ代表発掘 ラモス瑠偉監督の奮闘に密着
練習に参加した18歳から39歳までの選手たちは、ラモス監督の言葉を聞き逃さないよう集中を高めながら、代表入りに向けてアピールすると「明日も残ってくれるなら、練習をやる」とラモス監督は約束した。
■招集人数を増やしてチャンスを
翌日、大雨にも関わらず練習を決行し、激しい雨音でかき消されそうになる中、ラモス監督は選手たちに大きな声をかけ続けた。
2日間の練習を終えたラモス監督は「いいものを持っている選手がいた。真剣にやってくれたら面白い存在になる。2人くらい呼びたいと思っている」と笑顔を見せた。
その3日後(16日)、ビーチサッカー日本代表候補合宿のメンバーが発表された。
実際に今回の練習参加者から、ラモス監督は2人を初めて代表入りさせた。当初の予定よりも招集人数を増やし、千載一遇のチャンスを与えたのである。
1日目の練習がすべて終わったのは、夜の7時を回ったころだった。1時間強の全体練習を行った後、さらにキーパー特訓をやったからである。