“特別練習”でビーチ代表発掘 ラモス瑠偉監督の奮闘に密着
2016年末に脳梗塞を発症。死の淵から復活し、ビーチサッカー日本代表監督に就任して3カ月が経過した。5月12、13日。ラモス瑠偉監督(61)は兵庫県明石市のビーチに立っていた。
「W杯まで時間が少ない」「アジアを勝ち抜くのは簡単じゃない」
そう話していたラモス監督。FIFA(国際サッカー連盟)ビーチサッカーW杯のアジア予選は、来年3月に行われることが決まっている。
「本気で代表を目指しているなら誰にでもチャンスがある。あちこち見に行こうと思う」と就任会見で語っていたラモス監督が「ビーチサッカー明石フェスタ」に姿を現した。
■視察後に練習することを要望
ここには、全国大会常連の選手たちが集まってきていた。
代表の活動日は限られているので色々な選手を試すことは難しい。ラモス監督は大会を視察するだけではなく、視察した後に練習機会を設けることを強く要望。可能性を秘めた選手を探し出して日本代表メンバーに迎えるという、画期的な試みなのである。