“特別練習”でビーチ代表発掘 ラモス瑠偉監督の奮闘に密着

公開日: 更新日:

 朝からじっくりと視察し、暗くなるまで自らビーチに立ち続けたラモス監督。

「疲労は大丈夫なんだろうか?」と心配した矢先、ラモス監督はいきなりスプリントを始めた。するとケガで参加できず、見学していた選手がラモス監督に並走した。

 遠くにライトアップされ、美しい光の曲線を描いている明石海峡大橋が見える。

 目の前には多くの犠牲を払い、日の丸を背負うために必死になっている男たちがいる。 

 そう思った瞬間、ラモス監督の「若い奴らに負けてたまるか!」という声が聞こえてきた。

 ビーチサッカー日本代表が、確実に変わろうとしている。

(文・写真/長野記子=フォトジャーナリスト)

▽ながの・のりこ 構成作家、Jリーグクラブのオフィシャルライターを経て現在、幅広い分野を取材しながら記事、写真を寄稿している。ビーチサッカーW杯は2011年イタリア大会から17年バハマ大会まで4大会連続で現地取材。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…