全英OPカーヌスティに凝縮されていたリンクスコースの魅力

公開日: 更新日:

 これが本場リンクスコースなのだ。

 一見すれば河川敷コースのようだが、全英オープンの会場となったカーヌスティのフェアウエーは硬くてボールがよく転がった。選手にとってリンクス最大の驚異は目まぐるしく変わる天候といわれたが、今年は強風や冷たい雨が少なく、フェアウエーに悩まされていた。

 どんなに良いショットでも、どちらに転がるか予測不能。センター方向に打ち出してもバウンド次第でポットバンカーやラフにつかまったり、クリークに飛び込んでしまうこともあった。

 2位フィニッシュのマキロイが、「攻めのゴルフをすればバーディーも出るが、同時にボギーの危険性も高まる」と語ったが、それがカーヌスティなのだ。

 勝ったモリナリは風が強くなった最終日に、無理をせずに13番までパープレーを続けたのも堅実だったといえる。

 攻めのゴルフをしなければ勝てないマスターズの対極にあるのが全英オープンなのだ。そのマスターズ同様にグリーンを高速にする一方で、深いラフをなくした全米オープンはメジャーの個性までなくしたと言える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  2. 2

    問題理事は軽い処分、小林浩美会長は無傷のバカらしさ…露呈した女子プロ協会の“身内びいき”と責任放棄

  3. 3

    内部で新たな不倫騒動発覚!日刊ゲンダイの問い合わせには「ゼロ解答」、お粗末フジ会見と酷似

  4. 4

    渋野日向子「シブコ劇場」で全米女子OP予想外の快進撃…直近の成績に関係なくメジャーでは“別人”

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    渋野日向子は全米女子OP直前大会をパス…ポイント稼ぎ時に“お休み調整”は吉か凶か?

  2. 7

    韓国勢の失墜を尻目に日本勢が米ツアー席巻の理由…全米女子は3人が優勝争いの末、トップ10入り

  3. 8

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  4. 9

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  5. 10

    「不誠実極まりない」と大会関係者が怒髪天!不倫騒動の損害に謝罪も金銭負担も一切せず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菅野智之めぐり「ドジャースvsヤンキース」争奪戦へ…オリオールズで孤軍奮闘もトレード要員へ待ったなし

  2. 2

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  3. 3

    パワハラ報道の橋本環奈"人気凋落"が春ドラマで鮮明に…一方で好感度上げたのは多部未華子

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    さようなら元横綱白鵬…最後の最後まで“問題児”ぶり炸裂、相撲協会は「退職届」受理へ秒読み

  1. 6

    ドジャース大谷がヤンキース現体制を粉々に…「やはり獲得すべきだった」批判再燃へ

  2. 7

    「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか

  3. 8

    進次郎農相の痛恨ミス…備蓄米5キロ1800円でも相場が下がらないカラクリ

  4. 9

    出会いから10日で再婚…梅宮アンナに漂う危うさ

  5. 10

    秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー