自己ベスト3打更新 小祝さくらの10アンダーはコースの恩恵
【センチュリー21レディース】
昨年のプロテストに合格した黄金世代のひとり、小祝さくら(20)がトーナメントレコードを更新する62(10アンダー)で単独首位に躍り出た。
アウト発進の初日は前半に6バーディー(ノーボギー)を奪いターン。折り返して10番パー5は2オンに成功し8メートルを沈めてイーグル。その後も15、16番で連続バーディーを決めた。
自己ベストを3打も更新した本人もびっくりだ。
「まさか62が出るとは思っていなかったのでびっくりしました。ミスショットも何回か出て危ないところもあったけど、ノーボギーで回れてよかった」
会場は好スコアが出やすいリゾートゴルフ場として知られる。
「2001年からミズノクラシック(現TOTOジャパンC)の5年連続優勝記録を持つA・ソレンスタムも、瀬田(北C)で行われた02年15アンダー、03年24アンダー、04年22アンダー、05年21アンダーを出しています。距離が短く、ハザードもなくドライバーを打ったら2打目はショートアイアン勝負ですから、選手にはノンプレッシャーです」(ツアー記者)
小祝の今季ドライバー飛距離は238・88ヤード(32位)、平均ストロークは72・579(ランク42位)と爆発力のある選手ではない。ショットが曲がらず、パットさえ入れば62の好スコアも簡単に出るリゾートコースの恩恵をたっぷり受けたわけだ。