3オーバー65位 宮里優作が4度目で初決勝へ滑り込みセーフ
【全英オープン】
今季は日米欧ツアーを掛け持ちで世界中を飛び回る宮里優作(38)。
前週のスコティッシュオープンは2日目のスタート前に腰痛で棄権し、今大会も満足な練習ラウンドができずにぶっつけ本番だった。
初日はパープレーで回り32位タイ。この日は14番でイーグルを奪い1アンダーまでスコアを伸ばした。
だがカーヌスティは上がり3ホールがタフで、「(腰が)きつかった」と17番でボギーをたたきイーブンパー。
それでも3オーバーのカットラインには十分な余裕があった。
そして松山がトリプルボギーをたたいた18番でピンチに見舞われた。バリーバーンと呼ばれるクリークがティーからグリーン手前までくねって流れる名物ホールでティーショットを左に曲げてOB。打ち直しの3打目はフェアウエーをとらえたが、4打目は右ガードバンカーにつかまる。ボールは垂直の壁に近く、窮屈なスタンスから脱出に成功してピン2メートルに寄せるも、ダブルボギーパットはカップの左を通過してトリプルボギー。通算3オーバー65位タイでホールアウトし、4度目の全英出場で初の決勝進出を決めた。
「上がり3ホールはティーショットをコントロールできずにボロボロでした。パープレーで回りたかったのですごく残念です。明日までにクラブを振れるようにどうにかしたい」(宮里)
腰に“爆弾”を抱えていては、メジャーで世界の強豪プロと対等に戦えない。