全英OP初優勝S・ローリーが見せた“リンクスゴルフ”の真髄

公開日: 更新日:

■ダボ厳禁

 ポートラッシュ在住のD・クラークは風向きや強さが一定しないため、「このゴルフ場で昨日の練習は意味をなさない」と言ったそうだが、グリーン上のボールが動くほどの強風の中ではショットを100%コントロールすることなど世界のトッププロでもできない。それでも、どんな状況であれ、必死にパーを拾い、最悪でもボギーに抑え、ダブルボギーをたたかないことがリンクスの戦い方だ。ゴルファー心理として、「ダボ」を取り返そうと無理をすればズルズルとスコアを崩し、やがて気持ちが切れるのがリンクスの怖さだ。ちなみに、10位までの選手で最終日にダブルボギーを打った選手は、フリートウッド(14番)とファウラー(1、10番)の2人しかいなかった。

 今回日本勢は7人のプロが出場し、5人が予選落ちと、メジャーで歯が立たなかった。決勝ラウンドに残った2人も下位に沈んだ。勝ったローリーとの差は歴然としており、日本選手のメジャー優勝などこれから先100年たっても無理なのがわかる。

▼6オーバー・67位 浅地洋佑(26)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動