著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

また制球難露呈…どうか神様、藤浪を救ってやってください

公開日: 更新日:

 阪神藤浪晋太郎の今季初登板は4回3分の1を投げ、被安打4、奪三振3、与四死球8(うち死球2)、失点1という結果に終わった。

 今季は開幕から二軍調整を続け、ここ数年の不振から脱却しようと必死にもがいていたようだが、それでも大きく変わることはなく、毎度おなじみの制球難を露呈したわけである。

 この不振の要因については、以前からメンタル説(イップス含む)と技術不足説が入り乱れていたが、藤浪本人は後者と認識しており(当たり前だが)、球界のご意見番として影響力の強い落合博満氏や桑田真澄氏も「メンタルというより技術の問題だ」と言って、藤浪の自己分析に同調している。

 よって、私のような素人は「落合や桑田が言うのだから、そうなんだろう」と、つい納得してしまいそうになるわけだが、先述の試合における藤浪を見ていると、やはり疑問がぬぐえない。

 藤浪の制球難が技術面にのみよりかかる問題なのだとしたら、どうして中日・木下拓哉への死球が2回続いたのか。他の選手には死球を与えていないのに、なぜ木下が打席に入るとボールがすっぽ抜けるのか。その事実を前にすると、メンタル面が影響していると考えるのが普通だろう。もっとも木下に対する過剰な意識こそが技術不足だと言われたら、それはもう議論にならないのだが。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 2

    【スクープ!】元横綱白鵬が相撲協会に「退職届」を突きつけていた! あまりの自己チューぶりに「洗脳説」まで浮上

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  5. 5

    白鵬が失った「推定5億円」…“干殺し”で損失はまだまだ増える

  1. 6

    松山千春だけじゃない“黒い交際”が切れない芸能人たち…組長の誕生日会やゴルフコンペに堂々参加の過去

  2. 7

    農水省は「品質管理徹底」と言うが…新たに放出の備蓄米「古古米」「古古古米」はおいしいのか?

  3. 8

    元横綱・白鵬の凄まじい嫌われっぷり…理事長どころか理事すら絶望的の自業自得

  4. 9

    ドジャース大谷の3年連続本塁打王に超強力ライバル…ベテラン2人が「新規大型契約」狙い目の色変える

  5. 10

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」