森保Jの試練 コロナ禍W杯予選延期なら五輪メダルに赤信号
新型コロナウイルスに翻弄されている日本サッカー界。Jリーグの<3月15日までの公式戦開催延期>にとどまらず、3月26日のW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(愛知・豊田市)、同31日の敵地でのモンゴル戦の開催が危ぶまれている。
「W杯予選延期が東京五輪代表チーム強化の足かせとなる」と某サッカー関係者は話す。
日本サッカー協会は<ミャンマーとモンゴルに連勝して2次予選通過を確定><6月4日の神戸・タジキスタン戦と9日の大阪・キルギス戦は東京五輪代表を出場させ、本大会前の貴重な強化試合とする>という青写真を描いていた。
ところが、W杯予選の開催が厳しい状況に追い込まれ、どうにか「中立国で日程通りに開催というプランもある」(前出の関係者)というが、たとえばミャンマー戦が中立国での開催となれば地元ファンの声援の後押しがなくなり、ホームのアドバンテージもなくなる。
「タジキスタン、キルギス戦が消化試合じゃなくなってしまえば、東京五輪代表の強化プランが絵に描いたモチとなる」と前出の関係者。「五輪で金メダル獲得」を公言している森保監督も、想定外のコロナ禍に心を痛めているはずである。