五輪・A代表兼務続行も…真面目な森保監督に体調懸念の声
29日にJFA(日本サッカー協会)の技術委員会が開かれ、関塚隆委員長がメディアの囲み取材に応じて「取り組んできた方向性はしっかりと委員に説明。サポートしていくことのご理解をいただいた」という表現でA代表と五輪代表を兼務する森保ジャパン体制を継続していくことを表明した格好だ。
しかしながら問題は山積。たとえば3月は26日に愛知でA代表→27日に京都で五輪代表→30日に福岡で五輪代表と強行日程。しかも31日には敵地でのA代表対モンゴル戦が組まれている。全試合で指揮を執ることは、現実的に難しい状況なのに関塚委員長は「指揮官と話し合いながら検討する」とコメントするにとどまった。
「森保さんは2017年10月に五輪代表監督に就任。理由は『母国開催の五輪で采配を振る。これは指導者として最高の名誉』だった。翌年の7月にA代表を兼務することになったが、森保さん自身の優先順位は<あくまで東京五輪でメダルを獲得する>だった。ところがA代表兼務が森保さんにとって、JFAの想定以上に激務で難しく、どっちつかずの状態が続いて、タイで開催されたU―23アジア選手権惨敗の原因にもなった。森保さんの本心は<五輪に専念>というが、一度は兼務を承諾したわけだし、生真面目な森保さんから『兼務を解いて』とは言えない。優柔不断系の関塚委員長ですが、スパッと決断しないと森保さんは悩みが高じて体調を崩してダメになってしまうのでは? と懸念する声もある」(サッカー関係者)
森保ジャパン、不安でいっぱいなのである。