池越えに挑戦!デシャンボーに見たファンを魅了するプロ魂
米ツアーの人気の高さを改めて見せつけられたような大会でした。
先週の「アーノルド・パーマー招待」会場のベイヒルC&Lは、私も何回かプレーしていますが、勝ったブライソン・デシャンボーの攻め方には度肝を抜かれました。
6番パー5(565ヤード)はティーイングエリアからグリーンまで左サイドに大きな池が広がり、ちょうど逆C形のホールレイアウトです。
■池越え377ヤードドライバーショット
無謀な攻め方と指摘する人がいるかもしれませんが、そこでデシャンボーは観客の声援に応えて池越えにチャレンジしたのです。練習ラウンドでは試みるプロもいるでしょうが、試合での一発勝負となれば、まず挑戦するプロはいないでしょう。
デシャンボーのドライバーショットは池を越えてグリーン右サイドのバンカーにつかまりましたが、飛距離は377ヤードを計測。池越えに成功した前日同様に大歓声に包まれました。
ひとつ間違えたら一気に優勝圏外に陥落するリスクがありながら、勇気ある一打でした。同時に、それはファンを魅了する一打でもあり、米ツアーが盛り上がる要素です。