柔道五輪金・阿部一二三がライバル丸山城志郎を下した“世紀の一戦”の裏に「2時間の極秘特訓」

公開日: 更新日:

 ライバルに見立てた選手と練習するのは当然のことだろう。しかし、本番の会場である講道館大道場で行ったことがミソだという。

■同じ場所に同じ畳

「トップ選手の場合、会場の畳の感覚に慣れているかどうか、その微妙なところがパフォーマンスに大きく左右します。たとえば、ナショナルトレーニングセンターの柔道場は、五輪の度に、開催地で実際に使われるものと同じ畳を取り寄せているくらい。それほど重要な要素なのです。もちろん畳だけではなく、会場の雰囲気も影響します。だから、講道館内部では阿部に道場を貸すことで試合が不公平になるのでは、という議論もあったそうです。丸山は天理大(奈良)で稽古に励んでいましたからね。最終的には『借りたいという相手を突っぱねるのもどうか』と、貸すことになりました」

 “本番”と同じ場所、畳を使った特訓が、五輪切符のみならず、大金星に結び付いたというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース