賞金女王レース“本当のトップ”は古江彩佳 内向き協会いまだ海外メジャー獲得額加算せず
【TOTOジャパンクラシック】第2日
トップ発進の小祝さくら(23)が通算10アンダーで首位をキープした2日目。古江彩佳(21)が通算9アンダーの2位に浮上し、初日1アンダー24位の稲見萌寧(22)も通算6アンダーの5位タイまで上がってきた。最終日は賞金ランクの上位3人が優勝を争うことになるかもしれない。
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女子プロの賞金ランクは男子(◆参照)とは異なり、海外メジャーで獲得した賞金は加算されない。現在トップの稲見は約2億1449万円。2位古江は約1億9760万円。3位小祝は約1億7759万円。これは国内大会のみで得た金額だ。
「だから、おかしいのです」と、宮崎紘一氏(評論家)がこう言う。
「古江は今季、エビアン選手権(4位)と全英女子(20位)に出場し約3278万円の賞金を得ている。それを加算すれば2億3000万円を超えて稲見を上回る。協会は海外メジャーで上位にくれば賞金レースに多大な影響を及ぼすとか、賞金女王争いで注目が集まる最終戦の興味が薄れるといった理由で加算しないのかもしれないが、そうだとすればどこを向いているのか。今の若い選手は宮里藍が米国で活躍する姿を見て刺激を受けた。松山英樹のマスターズ優勝、笹生優花の全米女子オープン優勝をきっかけにゴルフを始めた子供もたくさんいるでしょう」