日本女子5人目のメジャー制覇! 西郷真央を“職人”たらしめる「ゴルフ脳」と逃げない心
【シェブロン選手権】最終日
「深いよお~」
池にダイブした西郷真央(23)の第一声だった。
優勝者が18番グリーン脇の池に飛び込むのが今大会の恒例。日本選手として初めてシェブロンの頂点に立ち、西郷が笑顔でずぶ濡れになった。
試合が大きく動いたのはやっぱりバック9だった。通算9アンダーで首位タイ発進の西郷は3打落とし、18番でバーディーがマスト。3メートルのバーディーパットを沈めて右手ガッツポーズ。7アンダーで並んだK・ヒョージュ(29)、Y・ルオニン(22)、ジュタヌガーン(29)、L・ダンカン(34)との5人でプレーオフとなった。
18番で行われた決戦の1ホール目。西郷は唯一バーディーを奪い、米ツアー初優勝がメジャー制覇となった。
「夢に見たメジャー優勝なので今でも信じられません。本当にうれしいです。正規の18番でしっかり(バーディーを)決められたことがプレーオフの自信につながった」(西郷)