JLPGAが最終戦に期待する「渋野日向子vs古江彩佳」の一騎打ち優勝争い
【JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ】
前週の試合でメルセデスランク1位は山下美夢有(21)に決定。真の「女王」決定戦という話題がなくなった最終戦のツアー選手権リコー杯(宮崎)に、今季米女子ツアーを終えた渋野日向子(24)、古江彩佳(22)、笹生優花(21)の3人が出場する。
渋野と古江は今季から同ツアーに本格参戦した“同期生”。何かと比較される2人は、今大会との相性がいい。渋野は全英女子オープンを制した2019年は2位タイ、20年3位。古江も19年2位タイ、20年2位、昨年3位と、惜しいところで優勝を逃している。
会場の宮崎CCはシーサイドコースで強い海風が名物。グリーンは国内トーナメントでは珍しい高麗芝だ。芝目が強く、硬く小さなグリーンに毎年選手は泣かされている。渋野も開幕前日の会見で優勝のポイントにグリーンの攻略をあげた。
ツアー関係者が言う。
「渋野は米女子ツアーでは比較的、バミューダ芝のグリーンを苦手としていた。先週の試合もそうでした。今年は以前のような強めのパッティングが見られず、それが原因かもしれません。順目と逆目がはっきりしている高麗芝はバミューダ芝にやや似ているので、今年は苦戦するかもしれませんが、彼女のゴルフだけはわかりませんから(笑)。優勝争いは古江との一騎打ちか、そこに新女王の山下が絡めば、大会は大いに盛り上がる。いずれにしても主催のJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)は、人気選手の渋野に見せ場をつくってほしいはずです」
やっぱりシブコだ! というプレーを見せてくれるか。