キンクミ涙の11年ぶりV 樋口前会長の「愛の説教」を告白してまた涙
優勝を決めた瞬間から涙が止まらなかった。11年ぶりにツアー2勝目を挙げたキンクミこと、金田久美子(33)だ。
「アマチュアの時からプロの試合に出させてもらい、樋口さんにはロッカールームに呼び出されて化粧が濃いわよ、目の周りが黒い、と温かいお叱りの言葉をたくさんいただいた」
昔からよく知るその樋口久子(元女子プロ協会会長)が会場テントで泣いているのを見て、さらに涙があふれた。
8歳で世界ジュニア選手権を制し、2002年には史上最年少の12歳9カ月で国内ツアーの予選を通過。「天才少女」と注目の的になった。その分、アンチも多く、ギャル風のメイクにおしゃれなウエアにこだわる「ギャルファー」を公言し、ネット上では批判の標的になった。
「オフの食事や私服の写真をSNSに挙げると、“そんなことをしているから勝てないんだ”と言われた。メンタルも強くないけど、絶対に勝って見返してやろうと思っていた」
トレードマークの金髪にミニスカート姿も、「年相応に続けます」。キンクミは不滅だ。