巨人・原監督続投なら組閣ができない! “敗戦責任”をコーチ陣に押し付け、全権指揮官が失う求心力
他人事だ──と、またネットが荒れた。
前日に自力CS進出の可能性が消滅した26日のDeNA戦。3位浮上を信じて声をからすファンの前で、チームは23年ぶりとなる2試合連続0-1での敗戦という醜態をさらすと、原辰徳監督(65)がこう言ったのだ。
「点取りゲームだから。何かが足りないんでしょう。このチームには」
一方、コーチ陣は悲愴感たっぷりだ。阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)が「(CS進出が)危機的状況になってしまったので、ヘッドコーチとして責任を感じています」と懺悔すれば、大久保博元打撃チーフコーチ(56)も「当たり前に優勝争いをしてという状況をつくれなかった。監督じゃない。責任はものすごく感じている」と矢面に立っている。
V逸したこの3年間、責任を取らない原監督に代わり、多くのコーチが退団や配置転換という形で責任を取らされてきた。
一昨年は片岡治大三軍野手総合コーチ、石井琢朗三軍野手コーチら5人が退任や配置転換。4位に終わって村田修一打撃兼内野守備コーチ、金杞泰打撃コーチら6人が去った昨年オフには、こんなことがあったという。