巨人屈辱の3年連続V逸…原監督とM3阪神・岡田監督はどこで差がついた? 評論家が斬る
4位・巨人の3年連続のV逸が決まった。通算17年目の原辰徳監督(65)としては初の屈辱である。
昨12日の首位・阪神との敵地甲子園での3連戦初戦で、西勇の前に2安打完封負け。2位・広島が敗れたため、首位を独走する阪神の優勝マジックは「3」に減った。
今季の対戦成績は巨人の5勝15敗1分けで、阪神とのゲーム差は16.5。原監督とここまで大差をつけられた大学時代からの盟友でもある阪神・岡田彰布監督(65)の違いは何か。
「我慢強さでしょう」と巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。
「復帰1年目の岡田監督は、選手を我慢強く起用してきた。春先は不振だった佐藤輝明の起用には苦心したが、使うと決めた若手は、いったん二軍に降格させても、再び一軍でチャンスをあげている。野手ならドラ1新人の森下、小野寺。投手なら先発の村上を筆頭に、中継ぎの石井、桐敷、浜地ら。リリーフ登板で前日に先発・村上の完全試合をストップさせてしまった石井に対し、翌日の大事な場面で連投させたこともあった。『悪いイメージをすぐに払拭してこい』と登板機会を与えて切り替えさせる。一方で原監督は、チグハグさが目立ちました」