W杯予選の北朝鮮戦控える森保監督が「ソシエダ久保のCLラウンド16敗退」にホッとしているワケ
スペイン1部ソシエダでプレーする日本代表FW久保建英(22)が、日本時間6日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でパリSG(フランス)との第2戦に先発。フル出場してシュート2本を放つなど奮闘したが、試合はパリSGにペースを握られて結局1ー2の力負け。第1戦との合計スコア1ー4で久保のCL初挑戦は16強止まりとなった。
かねてから「CLでプレーするのが夢だった」と話していた久保はさぞ無念だろうが、日本代表の森保監督の周辺からは「むしろ胸をなでおろしている」という声が聞こえてくる。
2026年W杯アジア2次予選・北朝鮮戦が21日(東京)と26日(平壌)に予定されているが、攻撃系の主軸選手の戦線離脱が相次いでおり、トップ下やサイドアタッカーを任せられる久保がケガなどで使いモノにならなくなったら、それこそ大きな痛手になるからだ。
森保監督にとって、最初の誤算はベスト8で敗退したアジア杯(カタール)の最中に起きた。
フランス1部の右サイドアタッカー・FW伊東純也(30)が、性加害スキャンダルで刑事告訴されたことが発覚。大会期間中に代表から“放逐”された。真相は藪の中だが、JFA(日本サッカー協会)は「スポンサー企業に対する配慮もあって北朝鮮戦に伊東は招集しない」(サッカー関係者)との話も聞こえてくる。