立川談志
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「子供相手にやっているうち、大人の客に受けなくなってしまった」
2003年、二つ目に昇進した晴の輔(当時は志の吉)だが、新たな仕事場は、前座時代とだいぶ様子が違った。 「それまでは志の輔独演会の前座として出てましたから、常に300人以上の大きなホールの会場ばかりでした。お客さまも、志の輔の...
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「談志師匠が鰻重を3人前、お土産にお持ち帰りになりました」
前座修業6年の後、2003年、志の吉(前座名)は二つ目に昇進する。 「立川流には昇進試験があります。落語50席、歌舞音曲、講談のさわりを読むのが必須科目で、家元(談志)の前で演じて合否が決まるんですが、孫弟子の場合、それぞれの...
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「家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、大師匠(談志)のお墓に行って、墓前に報告しました」
昨年秋、「笑点」の大喜利メンバー入りが決まってから8カ月間、晴の輔は沈黙を通した。 「おしゃべりの落語家ですから、誰かにしゃべりたい。でも口止めされてるので、家族にも師匠(志の輔)にも話せない。それで、言われたその日に、大師匠...
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立川晴の輔が「笑点」新メンバーに抜擢! 談志の孫弟子が大喜利の座布団に座る意義
落語家の立川晴の輔(51)が、3月いっぱいで卒業した林家木久扇(86)に代わり、7日放送の「笑点」(日本テレビ系)で大喜利の新メンバーとして初登場した。 55年間にわたり出演した木久扇に連れられて登場した晴の輔は、いささか緊...
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立川談志は亡くなっても弟子の食い扶持の面倒まで見ている 復帰高座での忘れられない思い出
つい最近、落語の立川流真打ち、立川談慶(57=円内)が本を出版したことが話題になった。名前を見てすぐにわかる通り、11年前に亡くなった立川談志師匠の弟子である。 本のタイトルが「武器としての落語 天才談志が教えてくれた人生の...
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<7>高木ブーと「コメディウクレレ協会」を結成 現在会員募集中!
東京ボーイズを愛した立川談志は、亡くなった2011年の2月、東京ボーイズの会に出演した。 仲「喉頭がんが悪化してて、食欲がなかったのに、打ち上げにまで出て下さいました。帰り際、出席していたお客さまに挨拶をして、三本締めをやって...
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<6>「収穫したお米は『談志米』と名付けて贈答品に」
くしくも、11月21日は立川談志の命日であった。談志に可愛がられた仲に、思い出を語ってもらおう。 仲「師匠は新潟県の岩室に田んぼを持ってまして、毎年田植えと稲刈りに行ってました。僕と兄さん(菅)もよくお手伝いに伺って、一緒に農...
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立川談志と柄本明に共通する、楽に生きられない狂気と愛
期せずして同じ日に2本のドキュメンタリーを見た。フジテレビの「ザ・ノンフィクション」。立川談志師匠が亡くなるまでの12年間を息子さんが記録した動画で構成された「切なくていじらしくてメチャクチャなパパ~家族が映した最期の立川談志~」、...
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「でかしたア!!」談志師匠は植木泥棒の俺をホメてくれた
「おい! 談かん、庭の草が伸びてるなあ、おまえどーせ暇なんだから草むしりしてろ!!」 その日の昼すぎ、師匠にそう言いつけられた俺は相変わらず「う~ん、草刈りが上手にできたら面白い人間になれるって言うんですか」と心の中でその言葉...
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談志師匠宅で留守番中にあの暴走事件は起きてしまったのだ
しかし、夢にまで見た(?)談志の弟子になれたというのに、あの頃(23歳)の俺はどーして毎日イライラ……というかムシャクシャ……う~んモヤモヤとしていたのだろう……。 あの頃に戻って自分に問うわけにもいかないので、これは自分の...
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立川談志とダンカン誕生 すべては“池袋の夜”から始まった
クルクルクル~カラン、カラ~ン! ついに俺の人生ルーレットがその日に止まる時がやってきた。俺という人間、いや正しくは「ダンカン」という存在がこの世に誕生することとなる、あの1982年9月13日、38年前の池袋の夜から始まった物語を述...
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TBS朝の顔に 立川志らくに求められる談志譲り“毒舌”の塩梅
落語家の立川志らく(56)がメインMCを務める朝の情報番組「グッとラック!」(TBS系・月~金、朝8時~)が30日からスタートする。 同局の「ひるおび!」でもコメンテーターを務める志らくは、歯に衣着せぬ“毒舌”がウリで、SN...