円安
-
円安と異常気象で現実味を帯びる「茶碗1杯のごはん、じゃがいも2個、ぬか漬け1皿」の朝食
外国為替市場で対ドル円相場の乱高下が続いている。 4月末に一時1ドル=160円台を付けた円相場はその後、154円台に急反発。しかし、再び157円台で取引されていたかと思いきや、5月1日のニューヨーク外国為替市場では1ドル=1...
-
急激な円安進行に政府日銀は“異次元の対策”を 「外国為替資金特別会計」活用《今でしょ》の声
先の大戦でも新型コロナ対策でも指摘する声が出ていた「戦力の逐次投入による失敗」は日本の“お家芸”とはいえ、今回もまた同じ展開になるのではないか。34年ぶりに一時、1ドル=160円台まで急落した円相場のことだ。 急激な円安進行...
-
円安と原油高が秋に直撃! 食品値上げラッシュで家計は「10万円」の負担増
待てど暮らせど「賃金と物価の好循環」なんて起きやしない。家計負担が増すばかりだ。ゴールデンウイークでホッと一息つく間もなく、5月も食品値上げである。 帝国データバンク(TDB)が30日、食品主要195社の価格改定動向調査の結...
-
勲章・黒田前総裁は論外だが 円安を放置する植田日銀総裁の手腕にも庶民の疑念
「過度の相場変動が投機によって発生してしまうと国民生活に悪影響を与える」 財務省で為替政策を指揮する神田真人財務官は4月30日こう話していたが、ハッキリ言って、既に悪影響は及んでいる。政府・日銀は、狂乱円安が招く狂乱インフレに...
-
円安進行に打つ手なし!岸田首相「物価高から国民生活を守る」の空虚、むしろ手立ては緩みっぱなし
29日に34年ぶりの円安水準となる1ドル=160円台に急落した東京外国為替市場の円相場。一夜明けた30日も正午時点で1ドル=156円71~72銭と「円安・ドル高」の傾向は変わらず。さらなる円安進行となれば、懸念されるのが今夏以降の物...
-
1ドル=160円台突入を指をくわえて傍観か…34年ぶり円安水準で問われる財務省の姿勢と曖昧説明
アジア市場では1990年4月以来、34年ぶりの円安水準となる1ドル=160円台に急落した29日の東京外国為替市場の円相場。午後になって154円台へと約6円も急反発したことから、市場では政府、日銀が為替介入に踏み切ったとの観測が広がっ...
-
なぜ辞退しない? 円安物価高の“A級戦犯”黒田東彦・前日銀総裁に「叙勲」のブラックジョーク
よりによって、である。一時、1ドル=160円を突破するほどの超円安が加速する中で、この事態を招いた“A級戦犯”に勲章が授与される。黒田東彦・前日銀総裁のことである。 政府は29日付で春の叙勲を発表。4108人が受章し、「公務...
-
3月の売り上げ11.2%アップも…インバウンド頼みの外食産業が抱えるジレンマと変化
もはや外食産業は訪日客なしにはやっていけなさそうだ……。 業界団体である日本フードサービス協会が25日に発表した調査で、今年3月の外食産業の売り上げが昨年同月比11.2%増と好調だった。コロナ禍前の2019年同月比でも13....
-
1ドル=158円突破! 利上げにビビる植田日銀では「円安地獄」は止まらない
円安・物価高にあえぐ庶民生活は二の次なのか。日銀は26日の金融政策決定会合で、短期金利の目標を現状の「0~0.1%程度」に据え置くことを決定。前回3月会合でマイナス金利政策を解除して17年ぶりの利上げに踏み切ったが、今回は市場の予想...
-
GWに影落とす「物価高・円安」の深刻度 官製賃上げは効果なく、贅沢する余裕もなし
「賃上げと成長の好循環」には程遠い──。 調査会社「インテージ」が全国の15歳から79歳の男女を対象に調べたところ、今年のゴールデンウイーク(GW)の予算は平均2万7857円と昨年とほぼ変わらず横ばいだった。 今年の春...
-
円安&物価高止まらず弊害だらけ…日銀植田総裁の追加利上げ断行「非常に高い」発言に市場恐々
「また金利を上げるつもりなのか」──。日銀の植田総裁の発言に市場がざわついている。「追加利上げ宣言」と受け取られる発言を連発しているからだ。 植田発言があったのは、米ワシントンで開かれた「G20財務相・中央銀行総裁会議」(18...
-
円安で押し寄せる負担の荒波…GWは「食品値上げ」と「電気・ガス月1500円増」に備えよ
「最近の急速な円安・ウォン安への日韓の深刻な懸念を認識する」──。きのう(18日=日本時間)から米ワシントンで始まったG20財務相・中央銀行総裁会議は、それに先立ち日米韓3カ国の財務相が通貨安への懸念を共有する異例の展開となった。「1...
-
為替相場に「政府と日銀が介入」の誤解…政府の指示を日銀が実行しているだけ
「おい、のび太! ジュースとパンを買ってこい」「分かったよ、ジャイアン」「……で、お金は?」「ほれ、これで買ってこい!」 いわゆる“パシリ”の光景だが、このジャイアンのいいところは、ちゃんとお金を渡すとこ。 「おまえが出...
-
見透かされている「円安に打つ手なし」 もう化けの皮が剥がれてきた新NISAの熱狂
「ランダムウオーク理論」。株価の動きは予測不可能で、千鳥足のように動く──との意味で、米ウォール街などで長い間、支持されてきた相場の格言だが、最近の日本株の動きが当てはまる。 3月4日に日経平均が史上最高の4万円台を付けて「お...
-
岸田訪米も売り材料に…円安“防衛ライン”1ドル152円あっさり突破、空前の「売国」に投機筋ウハウハ
日本売りが一段と深まっている。円が売りに売られ、市場が「防衛ライン」とにらんだ1ドル=152円の節目をスルッと突破。34年ぶりの安値となる160円台は目前だ。売り材料は、岸田首相が浮かれまくっている国賓訪米だから目も当てられない。「...
-
国民に2つの約束の欺瞞 賃上げの空手形より物価高を止めることが先だろう
裏金問題で迷走を続ける岸田政権だが、この内閣には他にも見過ごせないことが山のようにある。 殺傷兵器の第三国への輸出を可能にし、武器購入ローンも恒久化。あり得ないスピードで「戦争準備」に着々なのがひとつ。「賃上げと成長の好循環...
-
緩和終焉なのに円安のカラクリ 騙されていたのは日本のメディアと日本人だけ
日銀のマイナス金利解除から1週間余り。政策金利を17年ぶりに引き上げても、円安が止まらない。27日は一時1ドル=151円97銭近辺と1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準となった。 植田日銀が11年も続いた異常な金融緩和...
-
「マイナス金利に幕」で国民生活はさらに悪化する
<日本の中央銀行は火曜日(19日)、2007年以来、初めて金利をゼロ以上に引き上げ、長らく成長に苦戦してきた経済を刺激する積極的な取り組みの一章を終えた>(NYタイムズ紙) <日銀が17年ぶり利上げを決定、世界最後のマイナス金利...
-
「1ドル=160円」恐怖の円安がすぐそこに…米FRB年内利下げ1回だけの想定外
日銀の植田総裁も真っ青になっているのではないか。もう一段「円安」が進む恐れが出てきたからだ。 米FRBは、20日まで開いていた連邦公開市場委員会で年内に3回利下げをするとの想定を維持していたが、米アトランタ地区連銀のボスティ...
-
日銀マイナス金利解除の副作用…植田総裁うかつ発言で円安・賃上げWインフレ圧力の悪循環
まさかの「副作用」だ。日銀がマイナス金利を解除。17年ぶりの利上げに踏み切ってから急激な円安が続く。 理論上、利上げは円高に振れるはずが、22日も一時1ドル=151円80銭台まで下落。政府・日銀が円買い介入した2022年10...
-
あるぞ日銀の追加値上げ…「次のタイミング」は7月か? 悩める植田総裁の“胸の内”
日銀がマイナス金利を解除して「利上げ」したのに1ドル=151円台の円安に進んでしまった。想定外の事態になり、物価高加速で家計を圧迫する懸念が強まっている。 そんな中、日銀の植田総裁は21日、参院財政金融委員会に出席。19日に...
-
日銀“利上げ”もまさかの円安加速…早くも崩れたインフレ抑制シナリオとその後
日銀が異次元の金融緩和政策を大転換して一夜明けた20日の外国為替市場で円相場が急落。昨年11月中旬以来、約4カ月ぶりに1ドル=151円後半まで売られた。対ユーロでも164円台後半となり、2008年8月以来、約15年半ぶりの安値を付け...
-
日銀副総裁「緩和的な金融緩和維持」発言で株価急騰も…この先に「年3回」の利上げシナリオ
日経平均株価は8日、またしてもバブル後最高値を更新。上げ幅が一時800円を超え、3万6900円台まで上昇した。 株価急騰のきっかけは、日銀の内田真一副総裁が奈良市で行った講演で次の発言をしたことを市場が好感したからだという。...
-
日銀のシナリオを狂わせた能登半島地震…ゼロ金利解除遠のく、メインシナリオの4月も後ずれか
巨大地震によって日本銀行のシナリオも崩れるのか──。能登半島地震の後、「円安」が進行している。年明け2日に1ドル=142円台をつけ、4日は143円台前半まで円が売られた。東京市場で大方の取引を終えた12月29日に比べ、2円程度、円安...
-
為替トレンドが約3カ月ぶり「円高・ドル安」水準に…賃上げにも暗雲、この先どうなる?
長引く円安物価高が原因で、今月も食料品677品目が値上げとなった。その一方で、円安傾向だった為替トレンドがここへきて急速に円高へと変わったことをご存じか。 一時は約33年ぶりの152円台が目前だったが、先月後半に149円台と...
-
お気楽な黒田前総裁の日経連載 異次元緩和修正ならばこれだけの出血と覚悟が必要だ
異次元緩和が招いた副作用で、止まらない円安と物価高に庶民が喘いでいる。そんな中で今月1日から始まった黒田東彦・前日銀総裁の日経新聞の連載。後任の植田和男総裁が“負の遺産”の扱いに手間取るのを尻目に、退任からわずか7カ月で厚顔無恥にも...
-
2024年3月期予想「上方修正ラッシュ」に潜む暗い影…3つのリスクに警戒を
円安が企業業績を大きく左右しています。1ドル=150円という円安水準は業績予想を困難にさせます。 先週末(10日)、2023年上期(4~9月)の決算発表がほぼ出そろいました。日本経済新聞社の集計によると、最終純利益は前年同期...
-
対ドルだけじゃない、人民元に対しても7%安…「円の独歩安」ですべての国からの輸入品高騰
1ドル=150円超の歴史的円安水準が続くが、円安は対米ドルだけではない。各通貨の円相場について、今年4月と足元を比較したのが別表(写真右)だ。どこの通貨に対しても大幅な円安になっている。円の独歩安である。物の値段が上がらないデフレに...
-
加速する「円安値上げ」に庶民は悲鳴…待ち受ける“競り負けるニッポン”の過酷な現実
「円安値上げ」が拡大だ。東京商工リサーチ(TSR)が飲食料品メーカー主要200社を調査したところ、今年1月以降の値上げ商品は今年分が3万1848品、来年分も476品に達している。 ■実施メーカーの5割強が円安値上げ 「最近...
-
物価高の元凶「円安」無策は人災か…収束なくして目玉政策「定額減税」の効果ほぼゼロ
「小泉元首相の郵政民営化くらいの覚悟でやる」──。「定額減税」について岸田首相は周囲にそう強い意欲を示してきたという。唐突に打ち出した所得税減税は、物価高の家計への影響を和らげるための目玉政策だが、肝心のインフレ退治は円安放置の無策が...