ジャーナリスト鈴木哲夫氏は間近で見た 石破茂氏「防災省」提言の熱意と本気度

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 自民党総裁選への出馬表明で「守る」を掲げた石破茂氏(67)。「ルールを守る」「日本を守る」「国民を守る」「地方を守る」「未来を守る」と訴えたが、「国民を守る」ために「防災省の設置」を掲げている。裏金議員への対応については、トーンダウンを感じる石破氏だが、この「防災省」についてはかなり本気だ。その熱意を石破氏本人から直接、聞いてきたのがジャーナリストの鈴木哲夫氏である。鈴木氏は能登半島地震の後、「シン・防災論」(発行:日刊現代、発売:講談社)を上梓した。

「災害大国」なのに、政府の災害対応にまったく進歩がないことに大きな危機感を感じたからだ。その本の最後の章に出てくるのが石破氏の防災論なのだが、その冒頭にこんなエピソードが出てくる。

 能登半島地震から20日が過ぎたころ、鈴木氏は石破茂氏と一緒にテレビ番組(東京MXテレビ「田村淳の訊きたい放題」)に出演していた。そのコマーシャルの間に、石破氏がこう話しかけてきたという。

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