プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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桑田真澄というカリスマが高校野球に物申したことの意義
桑田真澄氏が高校野球に物申した。マスターズ甲子園という高校野球のOB大会に出場予定のPL学園高OBチームの一員として、桑田氏が関西創価高との練習試合に登板した日のことである。 ■「サイン盗みは…
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「我慢できない」は嘘 矢野監督よ虎ファンを見くびるな!
新生・矢野阪神が煮え切らない戦いを続けている。開幕9試合を消化して4勝5敗と、一応5割前後をキープしているが内容は芳しくない。 大きな問題はやはり打線だろう。7日の広島戦では大量9点で勝利し…
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木浪vs鳥谷の虎遊撃争い 矢野監督の理念と覚悟が問われる
今季のプロ野球が開幕した。我が阪神はヤクルトを相手に2勝1敗で開幕3連戦を終えた。打線は低調だったが、安定した投手力で僅差の試合をつくり、何とか勝ち越すという、古くからの阪神の伝統といってもいいよう…
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ブログ炎上に思う…イチロー引退に水を差した真犯人は誰か
イチローが引退を発表した。予想していたこととはいえ、いざ本人の口から「現役生活に終止符を打ち、引退することになりました」(会見にて)という言葉を聞くと、胸に迫るものがあった。 ラストゲームと…
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白髪イチローの衰えた姿に身震いするような色気を感じる
現在、日本凱旋中のイチローを見ていると、いろいろな感傷が込み上げてくる。 1994年に衝撃的な大ブレークを果たしたオリックスのイチロー、振り子打法のイチロー、200安打のイチローもすでに45…
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単なるシート打撃が…デカデカと見出しになる阪神の“悲哀”
去る6日付のデイリースポーツにて「阪神・ドラ1近本&ドラ3木浪、聖地初H」という見出しの記事がネット配信された。虎党の私は思わず見出しをクリックして本文に目を通したのだが、途中で少しがっかりしてしま…
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高校野球の球数制限問題 「戦力均衡」なんかどうでもいい
高校野球の球数制限問題が紛糾している。新潟県高野連が今春の県大会で1人の投手の1試合あたりの球数を100球に制限するルールの導入を発表したところ、日本高野連が再考を要求。これによって、同問題は賛否が…
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低迷の阪神・高山俊 金本前監督の育成方針は誤りではない
阪神・高山俊はいつからこんな感じになったのだろう。ルーキーイヤーの2016年にいきなり外野のレギュラーを奪取し、新人王に輝いたものの、その後は不振が続いている。現在の高山はレギュラーを剥奪されたどこ…
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もし“キャンプ番長”斎藤佑樹の指導者が栗山監督以外なら…
春季キャンプの関連ニュースを日々チェックしていると、よく目に付くのが日本ハムの話題である。注目のドラフト1位ルーキー・吉田輝星はもちろん、昨年のドラ1で今季は2年目の飛躍を期待される清宮幸太郎もいる…
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長野の広島移籍はFA補強の犠牲というよりまさに“栄転”だ
広島の長野久義に注目が集まっている。巨人がFAで獲得した丸佳浩の人的補償により広島に移籍した長野だが、宮崎県日南市のキャンプ地では、かつて黒田博樹や新井貴浩が広島に復帰したときのような盛り上がりを見…
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今年も何も変わらない…阪神の“テンプレ的”キャンプ情報
いよいよプロ野球の春季キャンプが一斉にスタートした。私がひいきにしている阪神タイガースは今年も沖縄県の宜野座村に野球漬けの毎日を過ごす。2月とはいえ、日中の気温は20度を超えているという。練習環境と…
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巨人から移籍の長野は実質的な広島史上初の「FA獲得選手」
広島から巨人にFA移籍した丸佳浩の人的補償として、巨人から長野久義が広島に移籍することになった。同じく炭谷銀仁朗の人的補償で西武に移籍した内海哲也に続いて、巨人生え抜きの大物選手がまたも他球団に流出…
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今季は野手に専念 大谷「一刀流」のロマンを味わいたい
エンゼルスの大谷翔平が今季は野手一本に専念するという。昨季終了直後に右肘靱帯再建手術を受けたため、投手としてはリハビリに費やす必要があるからだ。 これを残念だと見る向きもあるが、私はかえって…
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矢野阪神に“ドーピング的”好順位では課題解決にはならない
新年も早いもので1月8日となった。プロ野球界は自主トレのニュースでにぎわっている。 虎党の私が気になるのは、やはり矢野阪神の動向だ。新監督の就任によってチームが新しく生まれ変わるのはよくある…
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FA補強の人的補償で“エース内海”を放出した巨人は滑稽だ
今オフの巨人はさすがに訳が分からない。原辰徳新監督のもと、大金をはたいてビッグネームだらけの大補強を敢行するところまでは相変わらずといった感じだが、西武からFAで獲得した炭谷銀仁朗の人的補償には心の…
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落合博満が「権威あるご意見番」になるのはつまらない
最近、落合博満のオピニオンがやけに目立っている。現在の落合(敬称略)は精力的にテレビやラジオの番組に出演をしており、そのたびに番組内で発した野球界への苦言・提言がネットニュースを賑わしている。一般的…
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今季6勝の松坂大輔が大幅増 年俸8000万円はごくごく普通
中日の松坂大輔投手が契約を更改し、今季の年俸1500万円から大幅増となる8000万円プラス出来高(いずれも推定)の単年契約で合意した。今季の成績は11試合に先発して6勝4敗、防御率3.74。数字だけ…
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不祥事で話題に “故郷”を失った近鉄OBの切なさと悲しみ
先日、法政大学硬式野球部の真木将樹助監督が過去に起こした部員への暴力事件と報告遅れなどにより、4カ月の謹慎処分を受けた。真木助監督は元近鉄のドラフト1位投手で、引退後は実業家としても活躍していた。 …
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浅村の中に垣間見えた「とてつもない自信」が気になった
西武からFA宣言していた浅村栄斗の楽天入団が発表された。報道によると、入団交渉の際に金額面で最高条件を提示したのはソフトバンクだったが、楽天の石井一久GMの言葉やチーム状況とのマッチングなど、金額以…
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ミスタータイガース掛布が阪神の監督にならなくて良かった
これでもう掛布雅之監督の目はなくなった。阪神の新監督に矢野燿大が就任したことで、私はそんなことを考えた。 かつて一世を風靡した背番号31のミスタータイガースも、33歳という若さで引退して以降…