芸能記者稼業 血風録
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芸能記事も世代交代 メディアと芸能界の変化は予測難しい
昭和の女性誌のトップを飾ったのは芸能記事だった。対照的に男性誌のメインは政治や社会、事件。女性誌では刺し身におけるタイやマグロだった芸能が男性誌では刺し身のツマだった。昭和→平成→令和と時代は流れ、…
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くだらない? 週刊誌のスキャンダル報道“下品も品のうち”
「本当にくだらない」 週刊誌の芸能記事というと、よくこんなふうに言われたものだ。世間の風当たりが強かった頃、直撃した女優からも「下品、週刊誌は」と睨みつけられることもあった。故・須藤甚一郎リポ…
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「ヒット番組に名プロデューサーあり」といわれた昭和の時代
元テレビ朝日の名プロデューサー・皇達也さんが20日、亡くなった。享年79。 「欽ちゃんのどこまでやるの!」や「タモリ倶楽部」などのバラエティーから「ミュージックステーション」まで次々とヒットさ…
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夕ぐれ族、一杯のかけそば…メディアに持ち上げられた後
メディアは諸刃の剣とよく言われる。うまく利用すれば好結果を招くが、逆に小さな綻びだけでドン底まで突き落とされる。 1982年、“愛人を持ちたい男性と、お金を得たい女性とを仲介し、愛人契約をさ…
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米兵目当てに六本木のクラブに通っていた“グルーピー”たち
ルポもので強く印象に残っているのが“グルーピー”取材だった。 すでに死語に近いが「グルーピー」をよく耳にしたのは1970年から80年代。レッド・ツェッペリンやキッスなど欧米で活躍したロックバ…
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昭和時代「新宿2丁目」はディープスポットだった
ルポの仕事も何度か経験した。事件現場のようにかっこいいものではない。初めてのルポは新宿2丁目だった。 今でこそ、男女・趣味嗜好関係なく誰もが気軽に出入りできるナイトスポットとして人気のエリア…
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安藤優子の私生活は不倫が代名詞に…2度も見事成就させた
田丸美寿々から始まった女性キャスター路線は小宮悦子、安藤優子と続いた。安藤には「ジャーナリスト」という別な肩書もあった。ニュース現場にも行き、帰国子女ならではの英語力で外国の要人のインタビューから被…
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小宮悦子は2度の離婚で大ダメージ負う…泥沼の不倫裁判も
1980年代、女性フリーキャスターの草分け的な存在だった田丸美寿々は、自身のスキャンダルでも注目を集めた。 家庭のあるジャーナリストのM氏と不倫成就で結婚。一時は夫と共に米国に渡り1年留学。…
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田丸美寿々、小宮悦子、安藤優子 草分け3人の共通項は不倫
「女子アナ30歳定年論」はいまだに根強い。社員アナとして入社するも活動のピークは短く、毎年入ってくる後輩アナにトコロテンのように押し出されて露出が減る。 居場所を失い窓際になっても居続けるか、…
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アイドルが頭を悩ませる…ストーカー化するファンの生態
今年3月、28歳の女性がジャニーズのマネジャーに対するストーカー行為で逮捕される事件があった。レアなケースだが、多くは芸能人を襲う。 松田聖子は1983年、沖縄でコンサート中にステージに上が…
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バブル時代のディスコは芸能人と女性の出会いの場だった
現在は“クラブ”と呼ばれているが、昭和の時代は“ディスコ”の名で若者を中心に親しまれていた。 1980年代に入るとさまざまなアイテムを取り入れたディスコが登場。一大ブームをつくり上げた。お立…
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「官僚接待」で思い出す“ノーパンしゃぶしゃぶ”と女王イヴ
総務省官僚が東北新社から高級なワインと料理で接待を受け大きな問題になっているが、官僚接待で思い出すのがノーパンしゃぶしゃぶ接待。 1990年代、銀行が大蔵省(現・財務省)官僚を接待した店は前…
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恐山のイタコに故・赤木圭一郎の霊を降ろしてもらったが…
古くからの風習が多く残っていた昭和。そんな風習も占いや霊感と並ぶ読者の関心事であった。よく耳にしたひとつが青森のイタコ。死者の霊を我が身に宿し、その言葉を伝える「口寄せ」を行う。たまたま青森で友人の…
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錦之介の中村プロは砂糖に蟻が群がるように食い尽くされた
男の軍団・石原(裕次郎)プロが58年の歴史に幕を閉じた。昭和を代表する俳優のプロダクションはこれで、三船(敏郎)プロ・勝(新太郎)プロ・中村(錦之助)プロと全て消滅した。 昭和の灯が消えたよ…
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女優のメーク&スタイリストは本人に一番近い存在だが…
芸能人の裏方として欠かせない存在がスタイリスト、ヘアメークの人たち。トップの女優や歌手は専属を抱えているのが一般的だ。 「専属でやっている人は女優の服の好みなどを把握しているし、メークもわかっ…
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“ジュエリーデザイナー”は芸能人にとって格好の副業だった
芸能界も新型コロナで大きな影響を受けている。旧知のタレントも電話で「大物歌手が高級外車を売ったりして、かなり深刻な状況です。昔だったら副業もあったのですが、今はそれすらもない」と深刻さを伝えてきた。…
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元光GENJI・諸星和己はあっさり当時の「口パク」を認めた
半世紀を超えるジャニーズ事務所のなかでも「スーパーアイドル」と称された光GENJI。 1987年から8年近く一線で活躍した。解散後はメンバー7人のうち5人は退所、独立した。 諸星和己…
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個性溢れるタレント文化人 成否のカギを握るのは視聴者だ
一億総タレント時代といわれて久しい。ちまたで話題の人をメディアが取り上げて人気タレントになっていくのは昔も今も変わらない。 80年代に「美白の女王」と呼ばれた美容研究家・鈴木その子さん(故人…
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「新宿の母」は過去のデータがすべてインプットされていた
雑談から思いついた干支占い。占いを研究していた女性を中心に準備は着々と進んでいた。干支ごとの性格や運勢を分析。誕生時の干支と受精時の干支で2つの干支を持つ人はどちらが色濃く出ているのかまで検討した。…
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「占い」は女性誌の鉄板企画!新たな干支占いを考えたが…
近年、占いは下火傾向にあるが、かつて女性誌の鉄板アイテムだった。朝の情報番組もしかり。通勤・通学前に占いをチェックして、「今日は運勢がいいぞ」「恋愛運は悪い」と自身に言い聞かせる。 学校では…