芸能記者稼業 血風録
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記者にとって「雑談」は最重要…90年代の珍企画とその顛末
コロナ禍の長い自粛生活で気が付いたことがある。人間には「雑談」が必要だ。仕事はリモート。話す相手は家人かせいぜい近所の人。後は電話しかない。女性は友達と電話で1時間ぐらい平気で話すが、男は仕事以外で…
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玉川発言が番組目玉 煽る報道は昔からメディアの常套手段
新型コロナウイルス報道も1年が経つ。各番組、さまざまな角度からの報道が続くなか、常に話題の先頭に立ってきたのが「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。横並びの朝の情報番組のなかで常に高視聴率を…
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田原俊彦デビュー42年 還暦になっても踊り続けるプライド
田原俊彦が2月28日に還暦を迎える前日にNHK・BSプレミアムでワンマンライブが放送される。 今年デビュー42年。今もアイドル一筋に歌い続ける姿は敬服されている。 「皮肉なことにジャニ…
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報道の基本はニュートラルも…メリー氏に屈したメディア
芸能界を代表する巨大芸能プロとなったジャニーズ事務所。タレントが増えるにつれ事業も拡大。乃木坂に100億円近いビルを購入し、これまで分散していた関連会社を集約した。藤島ジュリー景子社長の下、ワンチー…
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ジュニア15人を異例の“2組同時デビュー”させた滝沢の狙い
昨年1月22日、滝沢秀明は、9人組の“Snow Man”と6人組の“SixTONES”の2組を同時にデビューさせた。ジャニー喜多川氏時代は、年に1組など、じっくり練ったグループづくりだっただけに異例…
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錦織は優秀な演出家でジャニー氏の後継ぎといわれていたが
相次ぐ所属タレントの不祥事や退所は滝沢秀明副社長にとってそう大きな影響はないが、誤算とみられる退所者もいた。 小学6年でジャニーズに入所。昨年12月まで43年間、在籍した少年隊の錦織一清(5…
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ジャニー氏逝去で歯車が…不祥事に退所者続出の異常事態
かつてジャニーズのスキャンダルといえば熱愛ぐらいだった。事務所も「別れさせる」などと厳しく規制することで大きな問題なく通り過ぎていった。今は熱愛など当たり前。規律も緩和しているが、更なる悩みが生まれ…
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タッキーは「スピード出世」で一気にスターになっていった
ジャニー喜多川氏に直々にプロデューサーとして任命された滝沢秀明は芸能活動から身を引き裏方に徹することを決意した。芸能史でも類のない現役タレントからの転身は「期待と不安」の声が行き交っていた。 …
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ジャニー氏が滝沢秀明を自身の後継プロデューサーに指名
事務所がジャニー喜多川・メリー喜多川の両輪で回っていた時代。2人を支えるスタッフも適材適所に配置していた。 「社長・副社長の全盛期は業界内でもその厳しさで通っていました。社内の異動も少なく、離…
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一線で光り輝くアイドルの陰で…泣いている少年たちもいた
ジャニー喜多川氏が文春に対し1億円の損害賠償を求めていた裁判。 待遇や無理なスケジュール問題など多岐にわたり争点があった。中でも注目されていたのがセクハラに関する記述。1審では認められず文春…
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メリーさん旧知のK氏と深夜まで会談 終わると肩の力が…
ジャニーズ事務所の副社長だったメリー喜多川氏と「黒幕」と呼ばれたK氏の点と線――。 「メリーさんとはどういう関係ですか」とK氏に聞いた。ためらうことなくK氏は話してくれた。 「俺が若い頃…
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メリーさんの知り合いという“黒幕”K氏の眼光は鋭かった
ジャニー喜多川氏のセクハラ追及キャンペーンが「週刊文春」で始まった。間もなくして旧知の間柄で、各プロダクションの顧問を務める川又誠矢氏から「ある人に会ってもらいたい」という連絡があり、意図を聞いた。…
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ジュニアたちに会うと彼らはさまざまなドラマを抱えていた
光と影――。 スポットライトを浴びる者もいれば、浴びることなく去っていく者もいる。それが芸能界の厳しさでもあるがジャニーズではスポットを浴びる前のジュニアの段階で去っていく者もいる。先日、2…
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謎のベールに包まれていたジャニー喜多川氏の私生活
2019年6月18日、ジャニー喜多川氏は自宅で倒れ病院に緊急搬送された。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血だった。所属する多くのタレントが病室を訪れ回復を祈ったが、7月9日、永眠した(享年87)。 …
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ジャニーズ帝国の勝因は「ライバルを作らせなかった」こと
さまざまなブームが生まれては消え、消えては生まれる芸能界。失神する女性まで現れた60年代後半のグループサウンズ(GS)。男性の視線をクギ付けにしたC.C.ガールズなどセクシーグループが躍動した90年…
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SMAP独立騒動舞台裏…メリー氏は文春誌上で独自理論を展開
元フォーリーブスの青山孝史さんが2009年死去(享年57)。3年後には北公次さんが63歳で亡くなった。期せずして2人とも肝臓がんだった。 葬儀には芸能人からファンまで多くの人が参列した。ジャ…
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東山紀之は結婚報告会見で妻・木村佳乃の名を出さなかった
ジャニーズ事務所副社長時代のメリー喜多川氏を「冷血漢」という業界関係者がいた。冷血漢とは“人間らしい温かみに欠けている”という意味だ。話をこう続けた。 「ジャニー喜多川氏が愛情いっぱいに育てた…
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ジュニア「22歳定年制」導入 “ポスト木村拓哉”だったT君は
ジャニーズ事務所が新たに定年制を導入することが発表された。2023年3月から「満22歳以降、ジュニアに所属する者は活動継続について事務所と合意に至らない場合、活動終了となる」という制度を設ける。以前…
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ジャニーズはアイドル専門学校「人気と実力は別」とOB語る
ジャニーズ事務所の退所者が止まらない。昨年だけでも元SMAPの中居正広、元NEWSの手越祐也(写真)、山下智久、少年隊の植草克秀、錦織一清も退所していった。今年もTOKIOの長瀬智也の退所が確実視さ…
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ジャニー喜多川氏は“日比谷”をブロードウェーにしたかった
ジャニー喜多川・メリー喜多川に対するメディアの印象は極端に違う。 「僕は黒子」と表舞台に出ることの少なかったジャニー氏は「仕事一筋、寡黙な人」という印象を持っていたが、「普段は冗舌な人」という…