専門医が教える パンツの中の秘密
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【陰部のおでき】毛包炎は「せつ」になったら受診する
パンツで隠れている部分は、赤く腫れたりする“おでき”のような皮膚病変ができやすい部位です。 たとえば、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分(毛包)に炎症が起こる「毛包炎」は全身どこにでもできますが…
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「包茎」にはカッコ悪いと思う必要のないタイプがある
男性はペニスにコンプレックスを持っている人が非常に多くいます。勃起時の大きさを気にする人もいますが、特に多いのは「包茎」の悩みです。しかし、包茎にはカッコ悪いと感じる必要のないタイプの包茎が多いこと…
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性器周辺の水ぶくれ 必ずしも「性器ヘルペス」とは限らず
突然ですが、性器や肛門周辺に“水ぶくれ”ができる病気といえば何でしょう。そうです。5類感染症として医療機関からの定点報告が義務づけられている性感染症の中でも、女性では2番目に罹患(りかん)者が多い「…
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「処女膜」とは何か? 膜輪が伸びて出血しない女性も多い
男性には、なぜか「処女信仰」のようなところがあります。思春期を過ぎて初体験を意識し始めると、付き合う女性は「処女(バージン)がいい」と、口に出さなくても思っていた人は多いのではないでしょうか。その理…
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風邪ウイルスにご用心「はやり目」がペニスにうつる?
目が真っ赤に充血している、オシッコをするとペニスがすごく痛い。 この2つの症状が同時に起きても、普通なら別々の病気だと思うでしょう。そして、眼科と泌尿器科を受診する。その対応は間違っていませ…
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【ペニスが曲がる病気】2~9%で発生 直角に曲がる人も
中高年になると勃起力が弱くなることは男性の悩みのひとつです。しかし、「ペニスが曲がる」という事態も年齢が増すほど起こりやすくなるので要注意です。 ペニスが曲がる病気は、生まれつきの「先天性陰…
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【子宮奇形】全体の5%に見られ「不育症」の原因になる
体の外部に現れている外性器の生まれつきの形態異常(奇形)は男女ともに大変多いのですが、女性の子宮奇形も全体の5%程度に見られます。子宮奇形があっても普通に妊娠・出産できますが、不育症のリスク因子のひ…
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勃起が治まらない…4時間以上続くなら一刻も早く受診を
カッチカチの勃起がいつまでも持続している。中高年の皆さんの中には、「なんて羨ましい」と思う人もいるでしょう。しかし、性欲や性的興奮とは関係なく、勃起が4時間以上続いていたら「持続勃起症」と呼ばれる立…
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大人のおたふく「子種が全滅して子どもができなくなる」はウソ
男性の患者さんから「大人になってからおたふく風邪にかかると、子種がなくなるというのは本当ですか」と、よく質問されます。答えは「合併症を起こすと可能性がある」です。 おたふく風邪はムンプスウイ…
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【陰茎折症】「ポキッ」とトウモロコシを折ったような音が
「ギャー、ペニスが折れた!」 そんな恐ろしいことが実際に起こるのです。セックスの途中でペニスが萎えてしまう“中折れ”とは違います。パンパンにフル勃起しているときに折れるのです。 このペ…
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【再発ヘルペス】“うつされた”と勘違いすることがある
性器ヘルペスの原因である「単純ヘルペスウイルス(HSV)」は、「1型」と「2型」があり、1型は口唇ヘルペス(口の周りに水膨れができる)を引き起こすことが多く、2型は性器に症状が出ることが多い。症状が…
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思春期の子供は診察料を惜しんで性病をいくつもためこむ
性感染症専門医として約40年、患者さんの診療にあたってきました。その中には多くはありませんが、子供の患者さんもいました。 もう昔の話になりますが、父親が中学1年生(13歳)の息子さんを連れて…
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【セックス外傷】裏筋が突然裂けてコンドーム内が血まみれに
セックスで起こるトラブルは何も性病だけではありません。性感染症を専門とする医療機関では、さまざまな相談が持ち込まれるものです。特に出血を伴うようなデリケートゾーンの外傷は、大騒ぎになるのは当然でしょ…