認知症を予防する補聴器のすべて
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あと何年生きるか…もったいないから補聴器にお金をかけたくない
高齢のお客さまからよく「あと何年生きるか分からないし、もったいないから補聴器にお金をかけたくない」と言われます。 果たしてご自分が思う余生は2~3年なのでしょうか? 以前、79歳の男…
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目の前の難聴者は今「聞く」状態か、それとも「聴く」状態か
耳の不自由さについて、若い人にとっては関係のないことのように思えるかもしれません。ですがこれからの超高齢社会、耳が聞こえづらい人との接触や関わりは増えていくでしょう。 それを考えれば、現在は…
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5つの「きく」をもう一度実現! 補聴器はそのための有効なマシン
聞こえの悪い人が補聴器を使うことで、今まで聞き取れなかった言葉や音が聞こえるようになるのは確かですが、それでも必ずしも完全に聞こえるようになるわけではありません。 補聴器を購入する場合、必ず…
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「聞こえが悪い親に補聴器をプレゼント」がおすすめできない理由
「補聴器をプレゼントしたい」というご家族からの問い合わせが、以前よりも多く寄せられるようになりました。難聴が認知症の危険因子だという認識が広まったためだと考えています。 実際に相談に来た方から…
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ユニバーサルデザインに聴覚障害者への配慮も加わり始めた
どんな人でも公平に、身体的負担もなく使えるように配慮されたユニバーサルデザインというものがあります。 例えば、誰もが余裕を持って通過することのできる幅の広い改札は、車イスの人だけでなく大きな…
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AIやチップの進化で補聴器はさまざまなシーンに自動で対応可能
補聴器の性能は年々進化しています。 これまでの補聴器は、人間の耳がまず補聴器に慣れることが肝心でした。補聴器を体の一部になるようにまで使いこなすためには、ある一定の時間が必要だったのです。 …
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「聞こえ」が良くなったら生活が一変して社交的になった
補聴器をつけるようになったきっかけや、満足できる補聴器と出あうまでの過程はさまざまです。まさに補聴器の数だけ人生があるといえるでしょう。 そしてそのいずれの方も補聴器をつける前とつけた後では…
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「小声の友達の言葉を聞き取れるようになってうれしい」80代女性の言葉
多くのお客さまと日々接していますが、みなさん、補聴器を検討したきっかけもさまざまです。 例えば、生活する上で家族が日常的に大声を出さないといけなくて疲弊していたり、テレビの音が大きすぎて家の…
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びっくりの超小型補聴器が登場 じっくり見てもわからない
現在、補聴器もさまざまな種類があり、それぞれ性能も違っています。 しかもその性能は年々進化しているのです。 ここ数回、当欄で私が驚いた最新式補聴器を紹介してきましたが、今回の補聴器は…
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最新AI搭載機種がスゴい 「パーソナルアシスタント」はスマホ並み
最近、AIと呼ばれる人工知能が搭載された補聴器が各メーカーから発売されています。 アメリカのメーカー「スターキー社」のAI搭載機種は、1時間に5500万回、1日換算すると10億回もの自動調整…
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水で洗い流し可能な完全防水の補聴器が登場 海水もプールもOK
補聴器は日常的に使うものですから、汗をかいたり、顔を洗ったり、急な雨に降られたり、なんてこともめずらしくありません。ですが他の電化製品同様に水に弱い製品であることは確かなのです。 実際あるメ…
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「電池が必要とは知らなかった」「両耳入れた方がいい?」講演会での質疑応答
先月、東京都内において、耳の健康についての講演会を行いました。会場は産業振興を目的とした4月にできたばかりの新しい施設です。 ちなみにこの施設のあるM区は、高齢者の抱える聞こえづらさへの対策…
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障害は社会の問題 手話が一般化すれば難聴はハンディにならない
聞こえづらさに悩む人が、補聴器をつけることで難聴という障害を克服し、社会活動を行ってきた例をこれまでいくつもお伝えしてきました。 実はこの障害には、「医学モデル」と「社会モデル」の2つの考え…
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避けられぬ「値上げ」で補聴器の価格アップへ 早めの検討が吉
今年に入ってから、毎日のように値上げのニュースが報道されています。食品、飲料、調味料、日用品、外食など、“値上げラッシュ”が暮らしを直撃しています。 世界的な原材料価格の上昇、ロシアによるウ…
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補聴器はアナログからデジタルへ 高度な技術で聞き取りやすさ向上
みなさんは補聴器にアナログ補聴器とデジタル補聴器の2種類あることをご存じでしょうか? アナログとデジタルでは、音の処理の仕方が違います。簡単に言うと、アナログは音を電気信号に変換して単純に増…
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補聴器は充電式なら電池交換の煩わしさから解放され災害時も安心
補聴器を選ぶ場合に、電池式と充電式のどっちを選べばよいのかと悩む方がいます。 電池式と充電式にはそれぞれメリット・デメリットがあります。 通常の電池式補聴器は、とても小さな電池で動き…
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補聴器は小さい方がいい? 「目立つこと」のメリットもある
できるだけ目立たない方がいい。お客さまが補聴器を選ぶとき、よく口にする言葉です。 近ごろの補聴器のカラーバリエーションは以前よりも増えていますが、ベージュやブロンズといった肌になじみが良い色…
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補聴器の大事な役目は会話をスムーズにすることだけではない
補聴器の第一の役目はなにかといえば、会話を今よりスムーズにすることだと言えます。しかし、補聴器の役目はそれだけではありません。“音が聞こえる”というのもまた、大事な役目です。日常生活には会話だけでな…
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取り外しのときに補聴器をよく落とす…そんな悩みの解決策は
「補聴器をつけてるけど聞こえない」「補聴器は買ったけど使っていない」──。こういった方はたくさんいらっしゃいますが、その原因や問題点はさまざま。そんな一つ一つを解決し、聞こえの改善を図った一例を紹介し…
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夏は補聴器の故障が増える 汚れ除去と乾燥機器利用で対策を
今年の梅雨入りは例年よりも早いかもしれないといわれています。梅雨の季節はどうしても湿度が高くなりますが、補聴器は通常の電化製品と同じように、湿気・水分が苦手です。 実際に補聴器の故障が比較的…