著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

避けられぬ「値上げ」で補聴器の価格アップへ 早めの検討が吉

公開日: 更新日:

 今年に入ってから、毎日のように値上げのニュースが報道されています。食品、飲料、調味料、日用品、外食など、“値上げラッシュ”が暮らしを直撃しています。

 世界的な原材料価格の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻、そして急速な円安とさまざまな要因が絡み合う物価上昇とされていますが、しばらくは値上げの波は止まらないのではないかと思われます。

 そしてこの値上げは補聴器業界も例外ではありません。最近もメーカー2社から値上げの発表があったばかりでした。

 ちなみにそれらメーカーの値上げ理由をこちらに寄せられた内容でご紹介すると、A社は重大な部品不足、材料価格の高騰、運賃の大幅な上昇などの投資コストの急激な上昇と、それに加えサプライチェーンの混乱をあげ、B社は昨今の高いインフレ率、部品不足、輸送費の高騰などによる、世界的なコスト上昇をあげています。

 いずれにしても、今後は補聴器や充電器などすべての製品が5%を目安に価格アップが予定されています。

 実際に私たちが補聴器を販売していても、中国がコロナによるロックダウンを実施したことで、上海からの荷物が日本に輸送できず、便が多いヨーロッパを一度経由して日本に着荷するなど、納期遅れに加え、輸送コストの大幅な上昇を肌で感じています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出