避けられぬ「値上げ」で補聴器の価格アップへ 早めの検討が吉
今年に入ってから、毎日のように値上げのニュースが報道されています。食品、飲料、調味料、日用品、外食など、“値上げラッシュ”が暮らしを直撃しています。
世界的な原材料価格の上昇、ロシアによるウクライナ侵攻、そして急速な円安とさまざまな要因が絡み合う物価上昇とされていますが、しばらくは値上げの波は止まらないのではないかと思われます。
そしてこの値上げは補聴器業界も例外ではありません。最近もメーカー2社から値上げの発表があったばかりでした。
ちなみにそれらメーカーの値上げ理由をこちらに寄せられた内容でご紹介すると、A社は重大な部品不足、材料価格の高騰、運賃の大幅な上昇などの投資コストの急激な上昇と、それに加えサプライチェーンの混乱をあげ、B社は昨今の高いインフレ率、部品不足、輸送費の高騰などによる、世界的なコスト上昇をあげています。
いずれにしても、今後は補聴器や充電器などすべての製品が5%を目安に価格アップが予定されています。
実際に私たちが補聴器を販売していても、中国がコロナによるロックダウンを実施したことで、上海からの荷物が日本に輸送できず、便が多いヨーロッパを一度経由して日本に着荷するなど、納期遅れに加え、輸送コストの大幅な上昇を肌で感じています。