あと何年生きるか…もったいないから補聴器にお金をかけたくない
高齢のお客さまからよく「あと何年生きるか分からないし、もったいないから補聴器にお金をかけたくない」と言われます。
果たしてご自分が思う余生は2~3年なのでしょうか?
以前、79歳の男性のお客さまにご来店いただいたことがありました。古い型の補聴器を両耳に装用しており、それが壊れた時は新しい物を購入しようとかねがね決めていた。それが今回片方が壊れ、聴力測定のために来られたのでした。
80歳を前に、積極的に人生を充実させるため、新しい補聴器を購入しようとする前向きな姿に、私たちも元気をいただきました。
現在の日本の平均寿命は、令和3年の時点で男性は81.47歳、女性は87.57歳。これはあくまでも若い人も中高年の人も、亡くなったすべての人の平均です。
それでは平均寿命という指標とは別に、平均余命というものがあるのをご存じでしょうか? これは、人が生存する平均年数。つまり、0歳の乳幼児が生存するだろうと考えられる平均年数です。