著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

補聴器はアナログからデジタルへ 高度な技術で聞き取りやすさ向上

公開日: 更新日:

 みなさんは補聴器にアナログ補聴器とデジタル補聴器の2種類あることをご存じでしょうか?

 アナログとデジタルでは、音の処理の仕方が違います。簡単に言うと、アナログは音を電気信号に変換して単純に増幅。一方、デジタルは入ってきた音をデジタル信号に変換し、補聴器内のICマイクロチップで騒音抑制や語音強調、ハウリング抑制などの信号処理を行い、聞き取りやすさを向上させています。

 かつて信号処理技術の発達やICの発達により、アナログレコードからCDに遷移してきたように、補聴器の歴史は、アナログ補聴器では実現できなかった多機能化と小型化の実現で、アナログ補聴器が淘汰されてきた歴史ともいえます。

 実際2000年まではアナログ補聴器がメインでしたが、近年では、ほぼ100%がデジタル補聴器です。

 補聴器はもともと貝や葉などからスタート。古くは、金属製のラッパのような集音器が使われていました。音を電気信号として増幅する補聴器(アナログ補聴器)は、19世紀ごろ、電話機の機能を応用して作られました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇