東洋医学を正しく知って不調改善
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鍼灸では認知症にどのように対処しているのか…三焦鍼法とは?
認知症とはみなさんご存じの通り、認知機能が低下し日常生活などに支障をきたしていく疾患です。 認知症は高齢になるに従い増加し、超高齢社会の日本では約460万人、実に65歳以上の高齢者の約15%…
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東洋医学からみた「めまい」とはどんな病気なのか 対処法は?
めまいとは自分や周囲のものが動いていないのに動いているように感じる異常感覚で、体の平衡感覚を保つ仕組みに異常が起こった状態です。 ちなみにめまいの種類は、ぐるぐるする(回転性)と、くらっとす…
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東洋医学は赤ちゃんや小児にも有効なのか 日本独自の「小児鍼」とは?
もちろん、大人同様に有効です。古くから中国や日本において幼児や小児を対象にした治療が行われており、特に日本では独自に発展した「小児鍼」という方法があります。夜泣き、食欲不振、不機嫌、奇声などのいわゆ…
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自分に合った鍼灸師の選び方は? どんな効果を期待するかが大切
これはよく相談を受ける内容の一つです。また「腕の良い鍼灸師を紹介して下さい」といった問い合わせも少なくありません。以前のコラムで鍼灸には専門分野別の治療があるお話をさせていただきましたが、オールマイ…
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東洋医学的に解釈すると「便秘」はどんな病気なのか? 4種類に分類
ご存じの通り便秘とは便が出ない状態を指します。ですがそれだけではなく、便が出づらかったり排便に時間がかかる場合もすべて便秘になります。 一般的にこの便秘になると腸内に悪玉菌が増え、腸内環境の…
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風邪をひきにくい体にする漢方薬やツボは? バリアー機能を正常化
漢方医学では風邪をひきやすいのは、気の働きである防御作用の低下によると考えられています。 防御作用とはウイルスや細菌など外部の邪気から体を守り、それらの侵入を防ぐ働きのことで、いわゆる現在で…
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天気による体調不良は東洋医学でも対処できるのか? 水の偏在を改善
天気の変化により痛みや気分障害が引き起こされるものを「天気痛」や「気象病」と呼びます。 代表的な症状としては頭痛やめまい。そのほかにも首・肩凝り、腰痛、関節痛、むくみ、耳鳴り、だるさ、さらに…
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漢方薬にも副作用はあるのか? まれに重大な症状が起こる場合も
漢方薬も薬ですから、副作用がまったくないわけではありません。ただし、西洋医学の薬に比べ発生の頻度や重症化のリスクはいずれも低く、比較的安心だとはいえます。 実際よく見られる漢方薬の副作用も、…
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美容効果がある鍼灸は? シワやたるみの改善にも使われている
女性の美容の悩みとしてよく聞くものに、たるみやシワなどがあります。実は鍼灸は、そういったシワやたるみの改善にも用いられます。これらは一般的に美容鍼灸などとも呼ばれています。 お顔のたるみの要…
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なぜ鍼灸治療は不眠症に効くのか? 心と体を「中庸」に戻す
眠ろうとしてもどうしても眠れない。そんな不眠体験を誰しもが持っているのではないでしょうか? 通常は数日から数週間のうちに改善されますが、時には1カ月以上にわたって続くこともあり、そんな場合を一般的に…
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症状が出る前の治療「未病治療」に用いるツボはあるのか
西洋医学では何らかの症状が表れてから治療が行われるものですが、東洋医学ではそれだけに限りません。症状が出る前の治療、いわゆる「未病治療」を重要視しています。 そのため東洋医学の治療には「舌診…
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「指圧」はなぜ効くのか? 圧による反射で神経や機能を調整するから
素手で直接体に刺激を与え、不調を治す治療法を「手技療法」と言います。皆さんが思い浮かべるマッサージはヨーロッパから伝来したもので、本来衣服の上から行うことはなく、皮膚に直接滑剤などを用いて行います。…
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疲れにくい体にするための漢方は? 原因に応じた処方で改善
漢方医学では、疲労や倦怠感には「気」が関わると考えます。「気」は体を構成する基本物質であり、生命活動を維持する原動力です。「気」のパワーダウンである「気虚」や、気の巡りに滞りが生じた「気滞」では疲労…
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暑さで疲れ気味…ツボ押しで簡単にできる夏バテ対処法は?
中医学の考えでは、人間も自然の一部として存在し、互いに関連し、影響しあっています。 こういった人体に影響をおよぼす気象変化を東洋医学では「外邪」と言います。外邪は風、暑、燥、湿、寒、火の6つ…
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がん治療における東洋医学の役割は? 再発対策としても注目
東洋医学ではがんを含む全ての病気の発症は、「邪気」と「正気」が戦い、正気が負けたためだと捉えています。邪気は、各病気の原因や悪化因子、正気は、健康を維持し病気から体を守る免疫力などを指します。 …
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高血圧に有効なツボは? 代表的な3カ所を指圧すると効果的
血圧が高いことは体に悪いイメージを持つ方は多いかと思いますが、血圧が高くなること自体は必ずしも悪いことではありません。 問題は一度上昇した血圧が、下がらずに高いまま保たれてしまうことで、この…
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「お灸あたり」も起こる 自宅で実践するときに気をつけること
お灸は昔から日本人にとってなじみ深い民間療法の一つでした。セルフケアであれば、特別な免許もいらず手軽に自宅でお灸を据えることができます。幼い頃、おじいちゃんおばあちゃんにやってもらった……という方も…
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鍼灸のスポーツ医療における役割は?取り入れる選手も多い
東洋医学では古くから「未病」という考え方があります。未病とは病気になりそうな状態であり、そんな状態を察知し対策を講じることで、バランスの取れた健康な状態に戻す。これを、東洋医学では得意としているので…
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鍼灸には専門分野別の治療がある ニーズが高い4つの分野
鍼灸治療は古くは紀元前から伝わる中国の医学のひとつです。我が国では古くから病気治療に用いられ、中国の鍼灸とはまた違った日本独自の進化を遂げています。現在では大学病院などでも鍼灸を取り入れているところ…
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東洋医学では「むくみ」をどうやって改善するのか?
医学用語では「浮腫」と表現されます。浮腫とは、何らかの原因で細胞と細胞の間の液体(間質液)が異常に増加し、体外に十分に排泄されずたまった状態を指します。浮腫の原因は人それぞれあり、内臓の疾患、長時間…