東洋医学を正しく知って不調改善
-
東洋医学では妊娠中の不調に対する治療はどんなものがあるのか
女性の妊娠中に現れるよく知られた不調に「つわり」があります。 妊娠初期に見られる代表的な体の不調で、主な症状としては吐き気や嘔吐。中には全身の倦怠感、眠気、頭痛、食欲不振などを伴う場合もあり…
-
「三国志」にも登場する東洋医学 頭痛を鍼で治すシーンも
鍼灸の教科書に必ずと言っていいほど記載されているツボに、「華佗夾脊穴」というものがあります。胸椎から腰椎まで、背骨の両側にずらりと並ぶツボで、片側17穴、左右両側で34穴。胸腹部の慢性疾患や肺結核に…
-
目の疲れに効くツボと対処法 鼻の付け根をつかむように押さえる
スマホやパソコンの普及で、眼精疲労に悩む方が増えています。パソコンのモニターを近距離で凝視し続けることで、目の毛様体筋が緊張し負荷がかかるためです。まばたきの減少も、ドライアイの原因にもなっています…
-
災害時における東洋医学の強み マッサージ施術が効果を発揮
内閣府によれば、1995年の阪神・淡路大震災では約31万人、2011年の東日本大震災では岩手、宮城、福島の3県で約41万人、全国合計では約47万人が避難所生活を余儀なくされたといいます。 各…
-
体調が優れない…「夏バテ」はよく聞くが「冬バテ」もある?
夏よりも昼夜の寒暖差が大きい冬では、日も短く日照時間も少ないために、気持ちは沈みがちとなるもの。そのため動く元気が不足しがち。寒さで体が冷え血管が収縮し血の巡りも悪くなる。さらに運動量の減少により筋…
-
東洋医学では「生理痛」にどう対処する? 2つのタイプがある
東洋医学では「痛み」を大きく2つに分類しています。それは、気・血・水のめぐりが滞って生じる「不通則痛」と、気・血・水が不足するために生じる「不栄則痛」の2つです。 医学的に「月経痛」と呼ばれ…
-
東洋医学で花粉症の症状を和らげる 「水」が重要なポイント
東洋医学では、「気(エネルギー)・血(栄養)・水(水分・体液)」のバランスが取れている状態が最も良いと考えます。この中で、花粉症に深く関わっているのが「水」です。 鼻水や鼻詰まり、頭重感、目…
-
「婦人病」に効く鍼灸はある? 最古の専門書にも記述あり
女性特有の体の不調や妊娠、出産などに伴うトラブルは、昔から鍼灸治療が得意とする分野の一つです。 鍼灸臨床の最古の専門書として知られる「鍼灸甲乙経」には「婦人の雑病」の巻があり、またその後に出…
-
東洋医学では膝の痛みに対してどのようにアプローチするのか
膝が痛いという場合、その痛む場所も原因もさまざまです。たとえば膝の内側の場合は、軟骨がすり減って神経があたるため。また膝の外側は、太ももの内側の筋肉の衰えやO脚の影響などにより、骨格筋の歪みの影響で…
-
東洋医学における睡眠に対する考え方 心がリラックスした後に体が休まる
東洋医学の古典に、「まず心が眠り、ついで体が眠る」という言葉があります。心・精神がリラックスして安静となり休んだ後に、体が休まるという考え方です。 良い睡眠のためには、気持ちが落ち着いている…
-
肩や背中の凝りに効くツボは? 「膏肓」はあらゆる症状に効く
肩甲骨と背骨の間、肩甲骨の際あたりに、膏肓(こうこう)というツボがあります。これが、肩や背中の凝りにお勧めです。凝り以外にも、さまざまな症状に対してよく用いられ、中国・唐の時代の医学書に「あらゆる症…
-
正月の伝統行事にまつわる東洋医学の知恵 お屠蘇には漢方が含まれる
お正月に行う日本の伝統風習の中にも、東洋医学の思想や知恵が込められたものが少なくありません。 例えばお正月の元旦に頂くお屠蘇。このお屠蘇の中には、地方などにより多少の違いはありますが、山椒、…
-
東洋医学にまつわる「ことわざ」にはどんなものがある?
東洋医学は悠久の歴史を通じ、私たちの生活に浸透・影響を与え続けており、それらはことわざや戒めの言葉としていまに残されています。 例えば「お酒が五臓六腑にしみわたる」。内臓を表す五臓六腑も、実…
-
東洋医学における季節に応じた養生とは? 2000年前から説かれている
今から2000年前に成立した東洋医学の古典「黄帝内経」では、春夏秋冬にかなった生活スタイルで過ごすことで、自然の働きをより享受でき、心身がよい状態になり、生命力を養うことができると説かれています。 …
-
東洋医学における頻尿対策は? 3つのタイプに分けて考える
頻尿とは尿が近い、尿の回数が多い状態を指します。一般的に朝起きてから就寝までの排尿回数が8回以上、または夜間に2回以上トイレに行く場合は頻尿となります。 その患者の症状と所見に合わせて治療法…
-
漢方薬にも「劇薬」はあるのか トリカブトの根を乾燥させたものも
劇薬とは一般的に、激しい薬理作用を持つために使用量を誤ると生命にかかわる薬物のこと。日本では厚生労働大臣により指定されています。 実は漢方薬の中にもその劇薬はあります。代表的なところでは附子…
-
「スマホ首」改善にお勧めのセルフケアを柔道整復師が指南
柔道整復は長い歴史を持つ医術で、東洋医学に分類されます。 これを行う柔道整復師は、国家資格の専門職。病院や接骨院、整骨院などに所属し、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの損傷に対し、「整復・固…
-
不眠に効く漢方薬はあるのか? 3つのタイプ別に処方される
誰しも「眠ろうとしても眠れない」「もう少し眠っていたい」「もっとぐっすりと眠りたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。眠りに不満があっても、通常は数日から数週間のうちにまた普通に眠れるようにな…
-
不調はあるのに検査では異常なし それでも治療をしてもらえる?
どこか体の調子が良くないから病院で検査を受けてみたら、やはりこれといって異常もない。そんな経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 このように病院検査で異常は認めないが、本人は時と…
-
東洋医学で「こむら返り」はどのように対処しているのか
足がつる、いわゆる「こむら返り」は、一般的にふくらはぎの筋肉が激しく収縮して引きつれる状態を言います。 こむら返りの「こむら」は漢字で書くと「腓」。すねの後ろ側の部分を指し、ここには腓腹筋と…