鉄ちゃんでなくても絶対に面白く読める本特集

公開日: 更新日:

「名探偵と鉄旅」赤川次郎、鮎川哲也、山村美紗他著

 携帯電話や乗換案内アプリのない時代、時刻表片手にワクワクして読んだ鉄道ミステリー。

 8人の名手による鉄道推理小説短編を収録。加賀美雅之の「身の毛もよだつ鉄道犯罪トリック」のほか、辻真先は「お座敷列車」のお色気事件を描き、天城一は「磐越西線の列車事故&時刻表トリック」を描く。

 もちろん人気キャラクターも登場。三毛猫ホームズ、鬼貫警部やキャサリンとともに旅気分を味わえる。今となっては懐かしい横川駅を描いた内田康夫の「碓氷峠殺人事件」、新幹線・中央本線・東濃鉄道バスを駆使した津村秀介の「恵那峡殺人事件」も収録。

 あの頃に戻った気分で、鉄旅推理を楽しんでほしい。(光文社 860円+税)

【連載】ザッツエンターテインメント

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省は「品質管理徹底」と言うが…新たに放出の備蓄米「古古米」「古古古米」はおいしいのか?

  2. 2

    松山千春だけじゃない“黒い交際”が切れない芸能人たち…組長の誕生日会やゴルフコンペに堂々参加の過去

  3. 3

    中居正広氏だけが破った「SMAPの掟」…元女性アナへの“性加害”認定の泥仕合を招いたものとは

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  1. 6

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  2. 7

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  3. 8

    世界卓球男子ダブルス 64年ぶり金メダルのウラに“大魔王”引き立てた「ミスターダブルス」

  4. 9

    星野源が新作アルバム宣伝ポスターで“炎上”騒ぎ…「孤独はなくならない」発言で心配な新垣結衣との夫婦関係

  5. 10

    備蓄米狂騒で進次郎農相ハイテンションだが…早くも剥がれた「弱者イジメ」の化けの皮