「系外惑星と太陽系」井田茂氏
2020年代には、大型地上望遠鏡も完成する。これによってさらなる新発見も期待できるという。
「ハビタブル惑星の海陸分布を推定できたり、酸素が観測できれば、光合成する生物がいるのでは、という話にもなります。でもこれはあくまで今想像できること。2020年代には、われわれの想像をはるかに超えたものが、必ず見つかると思いますよ」(岩波書店 820円+税)
◇いだ・しげる 1984年、京都大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科地球物理学専攻修了。東京工業大学地球生命研究所教授。専攻は惑星系形成論。「地球外生命 われわれは孤独か」「系外惑星―宇宙と生命のナゾを解く」「系外惑星」「系外惑星の事典」など、著書多数。