(115)こんな絵を描く御仁がいたとは
義兄の次郎兵衛は、引手茶屋蔦屋と蔦屋耕書堂の創業二十年を寿ごうという。
「本当なら一昨年が周年記念だが、ご改革のおかげでやりそびれちまっただろ」
「残念だったね」、しかし、御上をおちょくる本屋と、吉原で風俗紊乱の片棒を担ぐ茶屋が祝い事をやらかしたら、またぞろキツいお…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,313文字/全文1,453文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】