話題作に続々と “54歳イケオジ”栗原英雄の努力と凄い色気
劇団四季を30年以上取材し続けている演劇ライターの辻則彦氏は、栗原について「きっと今後も引っ張りだこになるかと思います」と、こう続ける。
「歌と踊りが達者なのはもちろん、せりふ術や滑舌の良さなど、“四季メソッド”をしっかりと身につけているのが強み。日本のミュージカル界では、50代でメインキャストを張れる男性俳優さんがそう多くない。栗原さんは50代に入り、これまでの力量に加え、積み重ねた人生経験があることでさらに演技に深みが増し、引き出しも多くなった。真田丸出演の際に始めた乗馬は今も続けていて、それは『いつまた時代劇でお呼びがかかってもいいように』という気持ちの表れでもあるでしょう」
また、映像出演も積極的で、12年公開の藤井道人監督の映画「けむりの街の、より善き未来は」にも出演。藤井監督といえば、今年公開されて話題を呼んだ映画「新聞記者」がある。
「栗原さんは出演する作品が大作、話題作かというよりも、実力ある人たちと共に仕事をしていく、という思いが強いようです。芸能界では遅咲きともいえますが、焦らず努力を怠らずに一歩一歩進む感じがいいですよね」(辻則彦氏)