韓国リメーク作品はヒットしにくい?「かのきれ」「ボイス2」苦戦から見えるもの
「彼女はキレイだった」の恋敵的ポジションの梨沙(佐久間由衣)が、親友(小芝)を裏切ってまで宗介(中島)に執着する描写も原作に比べると「過程」が描ききれていないので、ただひたすらに梨沙が「ヤバい女」にしか見えなくなる。
日本人の感覚にフィットした韓国リメーク作品が出てくるにはしばらく時間がかかりそうだ。
(文=水野詩子/ライター、コラムニスト)