「家庭教師のトライ」売却報道で「二谷友里恵社長」にネット騒然!お飾りではなかった経営能力

公開日: 更新日:

 この企業価値増大に大きく貢献したのが、二谷氏だという。

教育産業のトップ経営者に転身

「通常、有名人を社長などの経営幹部に据えるのは、宣言効果を狙ったお飾り的なものがほとんどですが、二谷氏が社長に就任してから『トライ式高等学院』、『プロスポーツ家庭教師のトライ』、『トライ式プログラミング教室』などの多角展開を始め、トライグループの規模はさらに拡大しています。特に、アルプスの少女ハイジをイメージキャラクターにしたCMなどで、知名度や企業イメージは大きく向上しました」(教育業界関係者)

 トライグループのホームページに掲載されている、「人は、人が教える 人は、人が育てる~ 人×デジタルの融合で、日本の教育のカタチを変える ~」と題した二谷氏の社長メッセージからは、教育への熱い思いが伝わってくる。

<今までの常識が大きく変わりゆく時代において、未来の日本を創る子どもたちへの教育の重要性はますます高まりを見せています。子どもたちがこれからの時代を前向きに生きていく力を育むためには、画一的な学びを提供するのではなく、一人ひとりの個性を見つめそれぞれに最適な方法で自ら考える力や豊かな心を伸ばすことが必要不可欠です。(略)「どこにいても最良の教育が受けられる」社会の実現のために、時間や距離を超えて、すべての人に学ぶこと、成長することの喜びを届けられるよう地域格差や経済格差などをはじめとした様々な教育課題や社会課題を解決していきます>

 トライグループはCVC傘下でAI(人工知能)関連のデジタル化を進め、3〜4年後の株式上場を目指すという。二谷氏は株式売却後も、一定程度経営に関与していく見通しとのこと。しばらく表舞台から姿を消していたが、経営者に転身し才能を開花させていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???