「講談は女性が自己表現するのに理想的な職場なのかもしれません」

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「ある意味、女性が働きやすい職場なのかなと思います。真打ちになるまでの修業は厳しいですけど、なった後は子供を持っても、講談以外の仕事、たとえば声優とか、私みたいに小説を書いても、講談師のライセンスを失うことはありません。男性上位の職場のように見えますが、女性が結婚、出産の時期を選べて、体調に合わせて仕事のセーブができます。やる気になれば70代、80代まで働けるのですから、女性が自己表現するのに理想的な職場なのかも知れません。そう考えると、男性芸人を羨ましく思うこともなく、対抗することも、媚びることもせず、自由さを楽しんでやっていればいいのかなと。これからの女流講談師に、そんな考えを伝えられたらと思います」

 あらゆるジャンルで芸人を目指す女子たちに伝えたいメッセージである。(おわり)

(聞き手・吉川潮)

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