プチ鹿島さん嘆く『安倍政治とメディア』だらしない「メイン」と「サブ」の逆転現象

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「安倍政治とメディア」といえば、忘れられないのが日刊ゲンダイと安倍元首相の“迷勝負”です。2014年に勃発したのがこちら。

「『ある夕刊紙は……』愛読者の安倍首相 日刊ゲンダイを批判?」(14年2月13日)

 当時、安倍首相が衆院予算委員会で、NHK経営委員の百田尚樹氏が都知事選の応援演説で対立候補を「人間のくず」と表現したことを野党議員に追及されーー。

「ある夕刊紙は私のことをほぼ毎日のように〈人間のくず〉と報道しております。私は別に気にしませんけどね」と笑いながら答弁。これを見たゲンダイがーー。

〈どうも日刊ゲンダイを指しているようだが、権力批判や監視が命題のジャーナリズムとは違い、公人である百田氏の「くず」発言を笑いでゴマカすのには疑問が残る。もっとも、本紙は首相のことを「ボンクラ」「嘘つき」とは表現したが、一度も「くず」とは報じていない〉

 なんという切り返し! 「本紙読者として知られる安倍首相」というキャプションもあった。

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