K-POPは世界を席巻 日本も「男性アイドル」のあり方を考え直す時期に来ている
「まだこれから」の早過ぎる退所はあまりに中途半端だ。現段階で公式コメントがないのも不自然に映る。退所理由は諸説出ているが、後継ぎの難しさを物語っているようにも見える。かつて「大塚家具」が経営方針を巡り父と娘の間で骨肉の争いになったこともあるように。
デビュー5年で脱退するキンプリはメンバー5人のコメントを発表。退所する3人は「海外進出することがジャニーさんと僕らの約束」というのが共通の思い。「大リーガーで活躍したい」夢を追い続ける少年のような心を持ち続けていたのだ。
ジャニー氏の夢は「日比谷の一角をブロードウェーのようにしたい」と伝えられていた。そのためにもまずは米国で通用するグループを作ることだった。今のジャニーズからそんな意気込みは伝わってこない。いつの間にか国内で落ち着いてしまった感もある。
「歌って踊れる」が売りだったはずが、気が付けばソロ売りが主体。俳優・タレント・司会者と、芸能界で将来進むべき道を探っている。コロナ禍もあり、最近はドラマからバラエティー、情報番組まで各グループのメンバーが出まくっている。