亡き橋田壽賀子さんが嘆く“渡る世間は鬼ばかり”なゴタゴタ人間関係…熱海の豪邸は売却報道
「たしかに売りに出しているんですけどね、なかなか売れないんですよ」
交通の便などがネックなのだとか。そうだとしても「破格の安さ」で売りに出された上、それがたなざらしとなっているとすれば、どうか。関係者からは「気の毒」との声が少なからず上がっているようだ。
「そりゃそうでしょう。あの豪邸はTBSプロデューサーだった旦那さんの実家が沼津市だったこともあって、昭和49(1974)年に東京から執筆の場所として移り住み、以来、橋田さんは地元に溶け込み、ついのすみかとして生涯、大切にされていた。それが売却、しかも当時は2DKでも1億円もの値がついていたことを考えれば本当に破格の安さなのですからね。お手伝いさんが5人いらして、賑やかだった当時を知る者であれば、誰しも、そうなのかと思ってしまうと思いますよ」(橋田さんを知る某放送作家)
■石井プロデューサーと泉ピン子は険悪な関係に
晩年、終活──とりわけエンディングノートでも世間の耳目を集めた橋田さんは「何もないが一番幸せ」と積極的に「断捨離」に取り組み、生前整理にあたっていた。豪邸などの財産も財団の顧問弁護士に成年後見人を依頼したとされる。「遺産は財団で活用して」と一任したそうだから、売却されることを天国で知ったとしても文句は言わないかもしれない。