泉ピン子「毒舌」の原点とは…えなりくんを「ガキ」呼ばわり、渡鬼ファンも仰天の内幕を暴露!
往年の「渡鬼」ファンも驚いたのではないか。泉ピン子(74)が同じTBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」ファミリーとして、長く共演してきた俳優えなりかずき(36)について「悪いけど、えなりと私は絡まないのよ」などとし、「誰のおかげで、ああいうガキも本当に」などと吐き捨てたのである。
和田アキ子がパーソナリティーのニッポン放送「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」にゲストとして生出演したときのこと。アッコから「一時期、週刊誌で子役のえなりかずきくんがピン子ちゃんのいじめで」などと、えなり側の意向で泉との共演がなくなったことを振られたときのことだ。
「私は全く知らない。だって私は膨大に出ているし、膨大なセリフがあるし、人のことどうでもいいのよ、悪いけど」などと言っていたが、当時、脚本の橋田寿賀子氏からも「何があったの」と心配された上、共演者のひとりから、こう聞いたという。
「ちょっと、まずったことを大阪の番組で言っちゃって、それが引きずって仕事がなくなって(と、えなりが言い)ピン子のせいにしたんじゃないか」と。そんなこんなで癪に触り、いまだに「ガキ」呼ばわりなのかもしれないが、えなりが橋田氏に手紙を送ったエピソードまで明かして、こうも言ったのだ。
「先生嫌いだから、許さないって言ってたから、お手伝いさんがえなりの手紙を読ませなかったんだって。先生は僕の謝った手紙を読んでくれたと思っているだろうけど、読んでないんだよ!」
渡鬼の番外編かのような愛憎劇。だが「誰のおかげで」という言い方といい、度を越した暴露話だとの批判の声も少なくない。
サービス精神なのか?
「ピン子さんは数週間前に見つかった胆石を摘出する手術を受けたことを明かしていました。ラジオ出演は退院から約1週間、久しぶりの仕事で気分が高ぶっていたのでしょう。来年1月に梅沢富美男さんが座長の明治座1カ月公演も控え、満身創痍でも出る意向を示していた。持ち前のサービス精神の上、舞台のPRまで、頑張られたと思いますよ」
そう関係者はピン子を弁護する。だが、最近オンエアされた別の番組では芸能界を生き抜く秘訣を「運と人との出会い」とし、生き抜いてきた現在をこう語った。
「テレビで五十何年やってる人いないでしょ。みんな後輩になっちゃった。和田アキ子ちゃんが私に『怒ってください』って言うんだから。先輩がいないから」
今回の暴言騒動は、誰もその首に鈴をつけることができなくなっていることが背景にあるならば、えなりは気の毒な“もらい事故”である。もともとは売れない歌謡漫談家で、キャバレー回りをしていたが、日本テレビ系「テレビ三面記事 ウィークエンダー」の番組リポーターでお茶の間に。体当たりながら、シモネタ中心の現場だったこともあり、新日本婦人の会から「ワーストタレント1位」に選出されたこともあった。ベテラン芸能記者の青山佳裕氏が言う。
「ご主人の浮気騒動やらで芸能マスコミに追われながらも、『おしん』で橋田寿賀子さんに気に入られて女優としての地位を確立された。いろいろなことがあったでしょうけど起用する側に気に入られる何かを持っていたということでしょうね」
来年からは後期高齢者の仲間入り。毒舌や暴露話はドラマの中だけにしてほしいのが、周囲の本音ではないだろうか。