企業の社長サンたちが日曜朝に見ているTBS「がっちりマンデー」ダントツ視聴率のヒミツ

公開日: 更新日:

■出世したけりゃ見逃すな?

NHK『探検ファクトリー』やテレビ東京系『ワールドビジネスサテライト』のトレンドたまごなどもそうですが、ビジネスのヒントや仕事に役立つ情報がありそうだということで見られています。属性別の視聴人数ランキングでは、『役員・管理職』や『投資意欲の高い人』で高く、世の社長サンたちは日曜の朝、コーヒーを飲みながらこの番組を見てるんでしょうね。ウチの会社を取り上げてほしいという売り込みも多いようです」(大手広告代理店テレビ担当)

 日曜の放送なのに、なぜサンデーでなくマンデーなのか。番組サブタイトル「日曜に勉強!月曜から実践!」の通り、明日からすぐに役立つ情報満載と言いたいのだ。

 世帯視聴率は10%前後で、同時間帯ダントツ。リアルタイム視聴率を見ると、7時30分の番組スタート直後からグイグイ上昇して、「シューイチ」(日本テレビ系)も「日曜報道ザ・プライム」(フジテレビ系)も置いてきぼりにされてしまう。

 いや、社長サンだけでなく、安さビジネス、ラーメン・焼き肉ビジネス、校内ビジネスなどがテーマの時は、コア層(13~45歳)の視聴もアップする。お堅い経済・ビジネス情報ではなく、暮らしに役立って、お金も得する生活情報バラエティーというつくりが若い層にもウケているのだろう。日曜朝くらいはゆっくり寝たいというなら、録画もTVerもある。

 がん治療中の準レギュラーゲスト森永卓郎(経済アナリスト)が復活して、毎週、少しずつふっくらしていくのを見るのはうれしい。

(コラムニスト・海原かみな)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  3. 3

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  4. 4

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  5. 5

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    “上納接待”疑惑でフジテレビ大激震…女子アナたちの怒りと困惑「#MeToo運動」に発展か?

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ