東京都知事選「過去最多候補者」で頭が痛いテレビ局…“その他大勢”はどこまで報道する?

公開日: 更新日:

 東京都知事選挙はこれまで最多の56人が立候補、選挙管理委員会は選挙ポスターを張る掲示板が足りないとテンテコ舞いだが、テレビ各局が頭を悩ませているのは、蓮舫小池百合子以外のその他大勢をどう扱うかだ。

 はなから当選するつもりなどなく、売名が目的であっても、公正・中立を掲げるマスメディアとしては、すべての候補者を平等に扱わなければならない。しかし、56人を同じように取材して、同じように報じるのは無理だし、そもそも意味がない。かといって、まったく無視もできない。民放の報道番組担当プロデューサーは「困りましたよ」とため息をつく。

「ニュースや情報番組で取り上げる候補者は、まず当落を争っていること、国会に議席を持つ政党がバックアップしている、国会議員や首長の現職・元職などをガイドラインにしていますが、今回の都知事選では蓮舫さんと小池さん以外はほぼ外れます。でも、2人の選挙運動や情勢だけを流し続けるというわけにはいかない。まあ、安芸高田市の前市長の石丸伸二さん、知名度のあるタレントの清水国明さん、元航空幕僚長の田母神俊雄さんあたりまではなんとかギリギリOKというところでしょうかね。つばさの党なんて絶対ダメ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ

  3. 3

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  1. 6

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  2. 7

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  3. 8

    堂本剛、松本潤、中山優馬…そして「HiHi Jets」髙橋優斗の退所でファンが迎えるジャニーズの終焉

  4. 9

    「光る君へ」一条天皇→「無能の鷹」ひ弱見え男子…塩野瑛久は柄本佑を超える“色っぽい男”になれる逸材

  5. 10

    虎の主砲・大山を巡り巨人阪神“場外乱闘”に突入か…メジャー挑戦濃厚な岡本の去就がカギを握る