浅草ロック座の“女神”だった平松ケイは後輩を振り付け指導
AV女優を引退してストリップへ。これが業界の一般的なルートだろう。ところが、この人は違った。AVデビューして人気沸騰している、まさにその時にストリップの舞台に上がり、ファンの喝采を浴びたのだ。ストリップファンから“女神”と崇められた平松ケイさんだ。浅草ロック座専属ストリッパーとして、去年12月末まで舞台で妖しく踊っていた。今どうしているのか。
「お待たせ~」
東京・銀座は並木通り沿いの飲食店ビル7階にあるAVキャバクラ「銀座 遊里」のボックスシートで待っていると、約束の時間に15分遅れでケイさんが駆け込んできた。
「ごめんなさい。ストリップは引退したんだけど、振り付けの仕事をしてて、レッスンが“押し”ちゃったの。すぐお着替えするから、もう少し待っててね」
10分後、妖艶な黒のドレス姿のケイさんが。途端に周囲に華やかなバラの香りが漂った。
「このドレスは瞳リョウちゃんからのプレゼント。セクシーでしょ? 香水はフランスのブランド、クロエのローズ・ド・クロエなの。お客さまにも好評で、ワタシもけっこうお気に入りよ」