痛みも変形もなくスポーツもOK 巻き爪はワイヤで治す

公開日: 更新日:

「爪には内側に巻く性質があって、歩行で爪に上向きの力が加わり、平らに保たれている。外反母趾や扁平足があったり、寝たきりになれば、治療で巻き爪を解消しても、また爪は巻いてきます。さらに爪の再生能力は高く、切除術で爪を取り除いても、やがて爪が生えてきて内側に巻きます。しかも変形し、元の形には戻りません」

 日帰りとはいえ、切除術は手術なので、患者に負担がかかる。爪の一部を取り除くので、元の大きさの3分の1程度になり、足にかかった力を分散するという爪の本来の役割を十分に果たせず、「踏ん張りがきかなくなった」と言う患者もいる。

「つらい思いをして手術をしたのに、再発したり、生活に不具合が出てくるのはやりきれない。だから私は、巻き爪治療に関しては『gradually(ゆっくり)』を推奨し、時間はかかっても、負担が少なく日常生活に支障が出ない矯正治療を患者さんに勧めています」

 矯正治療後は、外反母趾や扁平足の改善を行い、適度な運動を行うなど、爪が再び巻くのを避ける努力も必要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償