無理なダイエット経験者は要注意 サルコペニア肥満の怖さ

公開日: 更新日:

「多くのエネルギーを消費する筋肉の量が減れば、エネルギーが余り、脂肪として体内に蓄積される。つまり、筋肉が脂肪に置き換わるのです。それでも全体の体重が変わらず、さほど太って見えない人もいます。しかし、MRIなどで調べると、サルコペニア肥満の人は筋肉が少なく、脂肪が多いことがわかります」

 サルコペニア肥満になりやすいのはどういう人なのか?

「よくつまずく」「片足立ちで靴下がはけない、あるいははきづらい」「20代に比べて歩くのが遅くなった」「食事制限のみのダイエット経験がある」「ウオーキングだけで筋トレはしていない」「10年前と体重、体形が変わらない」「肉をあまり食べない」「ダイエットがうまくいかなくなった」「糖尿病がある」「急な階段を下りるのが怖くなった」などの人だ。

 とくに気をつけたいのは、食事制限のみのダイエットの経験がある人。久野教授の研究ではわずか3カ月で5%の筋肉量が減ることが確認されている。50代、60代は注意したい。

■やせながら筋肉量を維持する方法

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"