行楽に持参するなら 子供の飲み物&食べ物を見直してみる
「体内で糖分をエネルギーに変換するにはビタミンB1が必要ですが、近年の日本人はビタミンB1の摂取量が推奨量に足りていないというデータもあります。そのため、糖分の大量摂取にはより気を付ける必要があります。水分補給はスポーツドリンクなどの清涼飲料水ではなく、糖分が含まれていないうえにカリウムなどのミネラルが豊富な麦茶やほうじ茶がおすすめです」
■好きなものばかりだと…
行楽に持参することも多い弁当にも気を配りたい。
子供の好きなおかずといえば、ハンバーグ、ウインナー、鶏の唐揚げやチキンナゲット、フライドポテトなどが挙がる。
「いくら子供が好きだからといってお弁当にそうしたおかずばかりを並べると、脂肪分が過剰なうえに栄養がタンパク質に大きく偏ります。食物繊維やビタミンも不足していてエネルギー過多になり、肥満につながります」
近年は子供の運動不足が指摘されていて、ここ30年で肥満傾向の子供が3倍近く増えているという報告もある。肥満は糖尿病、心臓疾患、がんなどさまざまな病気のリスク因子になるから、子供の頃から対策しておきたい。